2021/7/15

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分担して製品特徴を明確に

先述の通りクリアウェルネスは青の「効能」と白の「フリー」の2ラインで展開する。CMでは、青のラインを永野が、白のラインを清原が担当する。

「さらなる若年層の獲得を目指して2人を起用しました。ブランドの安心感と信頼感を訴求するために、若い人の憧れの存在であり、実力とともにピュアな透明感のあることが決め手です。2つの製品ラインの違いと特徴がはっきりと伝わるように、それぞれのイメージに寄り添って配役をしました」と、山内氏はなんともぜいたくな起用の理由を明かす。

リブランディング後はCMによる認知拡大とともに、店頭でのタッチアップ(試し使い)を想定していた。だが、コロナ禍でそれがかなわず、代替案としてウェブ上でのサンプリングを定期的に実施しており、サンプルを試した人の購入につながっているという。

他にもデジタル施策として、ユーザーがより身近に感じられるインフルエンサーによるPRを展開。「最近はネット上のPR案件に敏感なユーザーが増えてきたため、(信頼性を担保するため)既存の雪肌精ユーザーを中心に依頼した」(山内氏)

山内氏によると、テレビCMで憧れを抱き、SNS(交流サイト)で商品をチェックして購入につながるケースが多いという。一大転機における3人のミューズ起用の効果はじわじわと効いてきている。

(ライター 北川聖恵、写真提供 コーセー)

[日経クロストレンド 2021年6月15日の記事を再構成]