国分グループ本社の「缶つま マテ茶鶏のオリーブオイル漬け」(150グラム、490円)

国分グループ本社(東京都中央区)の「缶つま」シリーズは、原料と製造法にこだわったグルメ缶詰として知られている。現在70種類もの商品を展開しているが(2021年春時点)、そのすべてが酒のつまみを目的に開発されているという、実にふらちなシリーズであります(失礼!)。世界を見渡しても、こんなシリーズは他に存在しない。

中でも「マテ茶鶏のオリーブオイル漬け」は、臭みがなく軟らかい「マテ茶鶏」というブランド鶏を、エクストラバージン・オリーブ油に漬けた1品。味付けの基本は塩とガーリックで、オリーブ油の香りが豊かだから、白ワインとの相性がとてもいい。

そのオリーブ油にそうめんを浸すと、まるで冷製パスタのような味になるから面白い。オリーブ油にマテ茶鶏のうま味が溶け込んでいるのと、ガーリックが利いているからに違いない。料理名は「マテ茶鶏のオリーブそうめん」としておこう。

「マテ茶鶏のオリーブそうめん」。青シソやミョウガなどを薬味に添えて

マテ茶鶏のオリーブそうめんは、器に缶のオリーブ油を全量入れ(けっこうな量がある)、しっかり水気を切ったそうめんを浸してから、マテ茶鶏をのせる。最後に青シソやミョウガなど、お好みの薬味を添えれば缶成であります。マテ茶鶏は箸でもちぎれるほど柔らかいので、麺にまぶしながらいただこう。