Men's Fashion

夏の一押しネクタイ リネンストライプが知的で涼しげ

How to

2021.6.30

MEN'S EX

Vゾーンは対面した相手の目に真っ先に飛び込む箇所であり、どんな男であるかを描き出す絶好のキャンバス。上手にタイやシャツを合わせ、成熟した男の知性とセンスを表現したい。




清涼感がある生地をビズの王道柄で「リネンストライプタイ」

リネンが昔から夏服地として愛されてきたのは吸水性、放湿性、発散性に富む天然の涼感性能に加え、シャリッとドライな風合いや染まりにくい素材ゆえのフェーディな色合いが見た目に涼しげだからだ。それゆえ夏場のタイ素材としても最適。今回はビジネスの王道のストライプ柄でリネン使いのタイをセレクトしてみた。真夏と言えどきちんと装わねばならないとき、こういうタイがあれば重宝すること間違いない。

STEFANOBIGI(ステファノ ビジ)

上質なアイリッシュリネン100%の生地にハンドプリントで爽快な柄を配した1本。美しい発色により華やぎも感じさせ、いつものネイビースーツもモダンに見せる。リネンの硬さはなく、とても柔らかに仕上げられているのも魅力だ。剣先幅8cm。2万900円(ドゥエア・インク)

スーツ18万4800円、シャツ1万2100円(以上オーダー価格)/麻布テーラー(Y&Mプレスルーム) チーフ〈スタイリスト私物〉

入門編 ダークカラーの「リネンストライプタイ」

夏場にダークカラーのタイは暑苦しい印象になりがち。だからこそリネンを混紡したものを選ぶのが正解。シックにして程よく清涼感ある胸元に仕上げてくれる。

BREUER(ブリューワー、左)

シルク50%+リネン50%の生地により、シンプルな柄ながらニュアンスたっぷり。優雅さもあり、夏のスーツやジャケットをエレガントに仕上げてくれる。剣先幅約8.4cm。1万5400円(ビームス 六本木ヒルズ)

AZABU TAILOR(麻布テーラー、右)

いかにも夏服地と相性が良いマットな素材感。スカーフのような仕立ても夏向きだ。結び目部分の芯地できれいなディンプルも楽しめる。コットン77%+リネン23%。剣先幅8cm。1万3200円(Y&Mプレスルーム)

清涼感あるモダンなトラッドスタイル

グレージャケットと青縞(あおじま)のBDでトラッドな趣に。ストイックな雰囲気が逆に色気を感じせる。ジャケット3万1900円/ユニバーサルランゲージ(ユニバーサルランゲージ 渋谷店) シャツ1万7600円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン) ※タイは上の写真右と同じ。

爽やかにしてデキる男も印象付ける

全てを青で統一するコーデはありがちだが、こちらはバスケット織りのジャケットとタイの素材感がマッチし、涼感満点。お洒落(しゃれ)の成熟度も感じさせるコーデだ。ジャケット3万5970円/シップス、シャツ2万7940円/エリコ フォルミコラ(以上シップス 銀座店) ※タイは上の写真右と同じ。

コットンスーツとは最高の相性を見せる

ベージュのコットンスーツに茶系のリネンタイはベストな相性。女性クライアントとの会談など、少し洒脱(しゃだつ)に見せたい日はこんな装いで。スーツ12万4300円/タリアトーレ(トレメッツォ) シャツ2万9700円/エリコ フォルミコラ(ビームス 六本木ヒルズ) ※タイは写真上の左と同じ。

夏の会議はこんな威厳ある合わせで

このタイは赤みが強く、ダブルの紺ストに合わせるとパワーVゾーン的印象に。ビジネスのここぞの場面におすすめのコーデだ。スーツ15万700円/ガボ(ビームス ハウス 丸の内) シャツ1万7600円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン) ※タイは写真上の左と同じ。