パソコン作業が効率的に 5000円以下の厳選6アイテム
予算5000円以下で買える周辺機器&デジタルグッズ(2)
作業環境や普段の生活を豊かにする周辺機器やデジタルグッズ。今回はビデオ会議やパソコン環境を改善するほか、スマートフォンでも役立つアイテムを予算5000円以内でピックアップ。日経PC21編集部が実際に購入して評価した。第2回はパソコンの作業環境を改善する6アイテムを紹介する。
クッション:体重を分散して腰痛防止
●材質:メモリーフォーム(中材)、ポリエステル(カバー表面)、PVC(カバー裏面)●サイズ:幅46×奥行き38×高さ4~11センチ●重さ:1.1キロ
デスクワーカーに多い腰痛を解消すべく、目を付けたのが低反発クッション。今回は2000円台半ばのIKSTARの「座布団クッション」を購入した(図1、図2)。本体はU字状。クッション部に低反発素材を使い、お尻から太ももにかかる体重を分散する。作業時の姿勢もやや前傾するため、自然と背筋が伸びるのを実感できた。難点はクッションが厚く、椅子の座面を1番低くしても足が浮いたこと。気になる人は、フットレストの併用を推奨したい(図3)。
リストレスト:けんしょう炎や腕の疲れを軽減
●材質:ポリエステル(表面)、PEフォーム(内部)●サイズ:幅33×奥行き7.4×高さ2.3センチ●重さ:56グラム
入力作業が多い人にお薦めなのがリストレスト。実際に使うと、腕から肩までの負荷が軽くなるのがわかる。この手の製品はキーボード用が大半だが、サンワダイレクトの「200-TOK015BK」はノートパソコンを想定した珍しいタイプ(図4)。高さが2.3センチと薄く、ノートパソコンの前に置いても使いやすかった(図5)。
エルボーレスト:肘へのサポートで負荷軽減
●材質:ポリアミド(表面)、PU(芯材)、エラストマー(裏面)●サイズ:幅14×奥行き17.1×高さ1.8センチ
デスク上に両肘をどかっと置いてパソコンを使う人には、エルボーレストをお薦めしたい。パソコン作業に集中すると、自然と作業姿勢が前傾して肘に体重がかかるからだ。エレコムの「MOH-EL01BK」を使うと、そうした肘への負荷を軽減できる(図6)。左右の2個セットで、好きな位置に置いて使える(図7)。
膝上テーブル:膝の上に置くとソファが作業場所に
●材質:MDF、メラミン化粧板●サイズ:幅37×奥行き26.5×高さ4.5センチ●重さ:580グラム
リビングのソファで作業をしたい。そんなニーズに応えてくれるのが、サンワダイレクトの「200-HUS006LBR」。膝の上に置いて使う簡易テーブルだ(図8)。裏面には先端側に半円形のクッションがあり、テーブル面がほぼ水平か、やや手前側に傾くよう設計されている。幅は37センチ。メーカーは15.6型ノートまでの対応をうたっているが、実際に使ってみると14型ノートでもギリギリだった(図9)。15.6型ノートやマウスを併用したい人は、より大きな別バージョンをお薦めする(図10)。
マウスパッド:作業デスクに敷きたいPUレザー製
●材質:PUレザー●サイズ:幅80×奥行き40センチ
マウスパッドは大きいほうが使いやすい。見た目の良さも兼ね備えるなら、レザーがいいだろう。ただ本革だと高価でメンテナンスも大変。そこで今回は人工レザー製を選んだ。この製品だと、幅80×奥行き40センチサイズで1000円台半ばだった(図11)。防水仕様なので、コーヒーを少しこぼしたくらいでも大丈夫だ(図12)。
ノートPCスタンド:耐荷重20キロ 角度や高さも自在に調整
●高さ:6~25センチ●傾斜角度:0~45度●材質:アルミ合金●サイズ:幅29.7×奥行き25.4ミリ(スタンド面)
作業時の姿勢を正したいなら、ノートパソコンスタンドの利用をお勧めしたい。本体を少し持ち上げるだけで、視線が下がらず姿勢が良くなるからだ。選んだBoYataのノートパソコンスタンドは、固定力が強く、好みの高さと角度に調整できる点が優れている(図13)。マルチディスプレー環境との相性もバッチリだ(図14)。
(ライター 原如宏、写真 スタジオキャスパー)
[日経PC21 2021年8月号掲載記事を再構成]
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