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村上氏は「『高学歴の会社人間だ』と威張っている人は居場所を失う」と話す

村上氏は「『高学歴の会社人間だ』と威張っている人は居場所を失う」と話す

当欄「ビジネスの視点」はこれまでのマネックスグループ社長の松本大氏に加え、ビジネス向けSNS(交流サイト)を運営するリンクトイン日本代表の村上臣氏、ユーグレナ社長の出雲充氏、KADOKAWA社長の夏野剛氏が次々登場します。SNSなどデジタルツールにより、次世代の仕事や企業はどう変わり、どのような人材が求められているのでしょうか。今回は村上氏に語ってもらました。

(2)1度の転職で「満点」はない 「3度目の正直」を探そう

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SNSはビジネス社会も大きく変えています。これまでビジネスには「人脈づくり」が欠かせないと言われてきました。確かに終身雇用制で、1つの会社の中で出世していく場合は有効だったと思います。しかし、人との付き合い方も含め働き方が変わってきました。次世代に求められる人材はどんなタイプなのでしょうか。

社内の上司・部下や取引先との関係を重視し、人脈を築くことが大切でした。飲み会をしたり、接待したり、ゴルフをしたりして、濃厚な人間関係を形成していきます。しかし、終身雇用制は終わりを告げようとしています。そもそも1つの会社に添い遂げるというのは、戦後の高度成長期がもたらした一時的な現象だったように思えます。

日本の場合、製造業を中心に高成長したので、大量生産・大量消費の形態になりました。常に同質性が求められました。みんな同じ時間に出社し、生産ラインで同様のスタイルで働き、同じ時間に終わります。年功序列制でしたから、有名大学を卒業して普通に頑張る人は賃金も右肩上がりで、着実に出世できたわけです。

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