Chromebook、長文入力スムーズ タブレットより実用的
ブラウザーは「Chrome(クローム)」を常用する筆者。同じグーグルが開発した「Chrome OS」を搭載するノートパソコン「Chromebook(クロームブック)」を黎明(れいめい)期から使い続けている(図1)。動作が速い、軽量コンパクト、安い、管理が簡単などの利点があり、最近は小中学校にパソコンなどを整備する「GIGAスクール構想」での採用が増え、にわかに注目度が上がってきた。
効率的な作業環境を実現
スマートフォンとパソコンの中間に位置するデバイスとしてはタブレットもあるが、本格的な調べ物をしたり、長文の入力や書類編集をしたりする際には、力不足で不満だった。
一方、Chromebookなら、キーボードやタッチパッドを備え、広い画面で複数のウインドウを切り替えられる環境が、効率的な作業を実現する。複数タブを切り替えてのウェブ閲覧、キーボードでの長文入力、オフィス書類の編集、写真加工なども楽々。ゲームやSNS(交流サイト)投稿にキーボードが使えるのも便利だ(図2)。
仕事場のパソコンを遠隔操作
Chromeが備える「リモートデスクトップ」機能も重宝する。仕事場のパソコンを起動しておけば、それをChromebookから遠隔操作できるのだ。動作も軽く、パソコンを直接操作している感覚でいつでもどこでも仕事ができる(図3)。
「自動更新ポリシー」に要注意
型落ちや中古のChromebookを安く購入する場合は「自動更新ポリシー」に要注意。いわゆるサポート期限を定めたもので、本体とソフトウエア、およびセキュリティーの更新を受けられる期間が製品ごとに決まっている。現在は長いもので8年以上だが、2019年までの製品は3~6年でサポートが切れるので、よく確認しよう(図4)。
(ライター 青木恵美)
[日経PC21 2021年8月号掲載記事を再構成]
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