N
くらし&ハウス
暮らしの知恵

2021/6/20

暮らしの知恵

バスタイムが癒やしの時間になる「バスボム」は、重曹、クエン酸、片栗粉と身近な材料で作る入浴剤。シュワッと溶けて爽快感がある。3つを2対1対1の割合で混ぜ、ローズマリーひと枝の葉をちぎって加える。霧吹きで水を加えながら「泥だんごのように丸め、表面に葉を差して、1日ほど乾燥させてできあがり」(同)。子供と楽しみながら作ってもいい。だし取り用の不織布パックに入れれば排水口が詰まる心配もない。

小早川さんが提案するハーブ料理も手軽なものばかりだ。6月20日の父の日は、ローズマリー風味のステーキで感謝の気持ちを表してはどうだろう。牛肉、豚肉、鶏肉など好きなお肉に適量のオリーブオイル、塩、コショウ、ちぎったローズマリーをからめて下味をつけ、焼くだけ。「安いお肉でも味が格上げされると思います。ローズマリーに抗菌作用があるので、下味をつけて冷蔵庫で1週間は保存できます」(小早川さん)

ローズマリーの枝を漬け込むだけのオイル、ビネガー、しょうゆも日々使えるハーブ調味料だ。和洋中を問わず使ってみると、意外なおいしさの発見があるそうだ。オイルにはにんにく、唐辛子、コショウの粒、好みで八角も入れて風味づけすると、炒めものやパンにつけたり、ギョーザを食べるときのラー油代わりになったりする。そのほか市販のトマトソースやピクルス液に加えるだけでも、風味が格段に上がる。弁当にひと枝入れれば、抗菌用の梅干し代わりにもなる。

「ローズマリーはアンチエージングハーブと言われます。バナナ、ヨーグルトと一緒にスムージーにして毎日飲むようになってから風邪もひかなくなりました」という小早川さんは個人的にもローズマリーの大ファンだ。

ハーブ栽培を始めるなら、飾って、癒やされ、食べられるローズマリーから。失敗がないし、生活がランクアップした気分になれるはずだ。

◇  ◇  ◇

精油で集中力アップ

ローズマリーの苗

ローズマリーは精油でも楽しめる。ハーブ・アロマテラピー専門店「生活の木」の中村佳央さんによると、「集中力を高め、シャキッとさせてくれる。ジメジメした季節にこそ使ってほしい」。手軽なのがティッシュやアロマストーンと呼ばれる石に数滴落とし、デスク周りやエアコンの吹き出し口に置く方法だ。重曹大さじ2に精油2~3滴を合わせたものは、靴箱やぬれた靴の脱臭に便利だという。また、2014年には鳥取大学の浦上克哉教授が「匂いをかぐことで認知症の予防に有効」と紹介。注目度は高い。

(ライター 松野 玲子)

[NIKKEIプラス1 2021年6月12付]

注目記事