これを可視化したのが、以下のピラミッドの図です。意外と1や2の段階で止まっている人は多いのではないでしょうか。役職の有無はあまり関係ありません。4と5を分けるのは自分以外の人を巻き込めるかどうかです。今の職場で5に持っていける仕事がないかどうかを探す意識を持つと、キャリアアップのスピードも高まると思います。

5に持っていける仕事がないかどうかを探す意識を持つと、キャリアアップのスピードも高まる

――主体的なキャリア形成が大切な一方、各種調査などを見ると「職場の人間関係がうまくいかない」などネガティブな動機で転職を考え始める人が多いのも現実です。

「今いる苦しい環境から抜け出したい」という気持ちから転職を考え始めること自体は悪いことではありません。ただ、次の職場を検討する際には「今の職場が嫌だ」という事実とは別に「自分はどうなりたいのか」「転職して何をかなえたいのか」という目的を落ち着いて確認するようにしてください。

疲れていたり、自信をなくしたりしている状態で、1人で前向きにプランを立てるのは負荷もかかります。身近に信頼できる相談相手がいなければ、有料のキャリア相談サービスを利用するなど、「壁打ち相手」になってくれる第三者を頼ることも考えてみてほしいです。

藤原淳(ふじわら・じゅん)
2000年に米国の大学を卒業後に帰国。外資系証券会社の派遣社員としてキャリアをスタート。日系証券会社に転職し、正社員に転換。金融業界で計4回の転職を重ね、30代後半の年収は派遣時代の約6倍に。17年にキャリアメンターとして起業。19年に求人を紹介しない転職支援サービス「wami career」を立ち上げ、キャリアメンターとして多くのビジネスパーソンの相談に乗っている。

(ライター 加藤藍子)

(上)転職4回で年収6倍 仕事観変えた初戦惨敗からの教訓

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