フランス大統領の公用車 DS7クロスバックにPHEVモデル

2021/7/25
DS 7クロスバックE-TENSE 4×4グランシック(4WD/8AT)
DS 7クロスバックE-TENSE 4×4グランシック(4WD/8AT)
webCG

マクロン大統領も公用車として愛用する「DS 7クロスバック」に、新たにプラグインハイブリッドモデルが登場。このフランス発のラグジュアリーSUVは、電気の力を得たことで絢爛(けんらん)豪華なだけではない新たな魅力を手にしていた。

内装も外装もパール

DSにおける「E-TENSE(イーテンス)」とは、“電動化車両”全般を表す商品名だそうだ。コンパクトな「DS 3クロスバック」のE-TENSEは純粋なバッテリー式の電気自動車(EV)だが、DS 7クロスバックの場合はPHEVである。で、それに続く「4×4」という記号のとおり、駆動方式はリアにモーターを搭載する四輪駆動となる。

そのパワートレインは先に国内発売された「プジョー3008 GTハイブリッド4」とまったく共通と考えていい。フロントには最高出力200PSの1.6リッターターボを中心に、トルクコンバーターを油圧多板クラッチに換装した8段ATと同110PSのモーターを搭載。いっぽうリアには112PSのモーターを置く。後席下のリチウムイオン電池は13.2kWhの容量をもっており、システム全体の出力は300PS、最大トルクは520N・m。……といったハードウエア構成と各性能値はすべて3008ハイブリッド4のそれと同じだ。唯一の差異点といっていい満充電あたりのEV航続距離が8km短い56km(WLTCモード)となっているのは、3008より60kg重い車重とより大きな前面投影面積によるものだろう。

通常のDS 7クロスバックには7種の車体色が用意されるが、E-TENSEには4種。そのうち、今回の試乗車にも塗られていた「クリスタルパール」はE-TENSE専用色という。トリムや装備のグレードは「グランシック」のみとなるので内装はレザー仕様で、小庶民にはちょっと汚れが気になるパールグレーの内装カラーもE-TENSE専用あつかいだ。

試乗車のボディーカラーは「E-TENSE 4×4」専用の「クリスタルパール」。
フロントの「DS」エンブレムの上には「E-TENSE」のバッジが貼られている。
駆動用リチウムイオンバッテリーの容量は13.2kWh。普通充電のみに対応する。
フロントには最高出力200PSの1.6リッターターボエンジンと同110PSのモーターを搭載。リアの同112PSのモーターと合わせてシステム全体で同300PSを発生する。
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