2021/6/30

派遣社員から正社員へ、主任職に昇進し収入もやりがいもUP!

【ケース1 昇進・昇給】
西澤恵美さん(仮名・38歳)
メーカー・総務
東京都在住 夫と子ども2人の4人暮らし

高校を卒業後、派遣社員として大手メーカーに就業した西澤恵美さん。総務部での働きぶりが評価され、2年後には正社員に登用された。

「就業当初から、正社員を目指していますと上司にアピールしていたので、2年間、それに見合った仕事を与えてもらうことができました」

その後は正社員として経験を積みながら、私生活では29歳で結婚、34歳で第1子出産。妊娠中に挑戦した主任職の昇進試験に合格。昨年には、第2子を出産した。「昇進したことで収入が上がっただけでなく、やってきたことが認められたんだと、モチベーションも高まりました」。

ステップアップを目指すなら、「一瞬のチャンスも逃さないことが大切」と西澤さん。「上司から大きな仕事を打診されるのは、この人ならできると思われているということ。曖昧な返事では、“あの人は家事や子育てが忙しいのかも”などと思われて、二度と打診はない可能性も。不安要素があればその場で相談してみる。まずは自ら手を挙げて、やってみることですね」。

【自分を励ます言葉】「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」

幼いときから母親に言われた「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉が、座右の銘。分からないことがあったら、その場で人に聞くか、ネットで調べて解決するようにしている。「仕事では、分からないままにしておくと、後になってツケが回ってくることも多い。なんとなく作業するのではなく、その意味や理由を理解してから、仕事をするようにしています」。

【私の収入UP! 成功のコツ】

1 小さな改善でも成果として上司にアピール

「この作業はエクセルを使えば、早く終わる」「この作業は月に2回ではなく1回でいい」など、業務の効率化を積極的に提案。改善できたことは、その都度、上司に報告した。

2 “スケジュールを守る人”という印象を与える

通勤電車で、その日の予定をスマホに書き出している。予定には必ず予備時間を設け、その日のうちに終わらせるように。スケジュールを守るという印象が、周りからの信頼感に。

3 上司への相談は軽い話題から

上司への提案は、一度に2~3本行う。OKと言ってもらえそうなものから相談し、空気が和んだら難題を切り出す。話しかけるタイミングも「相手の気分がいいときを狙います」。

4 新聞を読んで上司や先輩との共通の話題を探す

経済ニュースは、上司との「共通言語」。会議のアイスブレイクや、挨拶時の雑談に利用している。「トレンドやキーワードを知っておくことで、自分の企画にも生かされます」。

【増えた収入で「家事を効率化」】
家事を効率化するため、乾燥まで自動でできるドラム式洗濯機を購入。また、手早く食事が作れるよう、ミールキットや野菜の宅配サービスを利用するように。

業界内で職種をチェンジ 自分の持ち味を生かし高い成果上げる

【ケース2 転職】
庄司真苗さん(27歳)
フォーピープル(人材紹介事業)・営業
東京都在住 パートナーと2人暮らし
庄司真苗さん

2年前、アパレル系商社のデザイナーから、アパレル業界に特化した人材紹介会社の営業職へと転身した庄司真苗さん。「前職で自分が企画した商品をプレゼンするうち、相手のニーズに応える楽しさを実感。じかに取引先と交渉できる営業職に興味を抱きました。同じ業界なら、今までの経験や人脈も生かせると考えました」。

もともと「人と話すのが好き」と言う庄司さん。その強みを生かし、「こまめに電話する」「展示会や店舗へ足を運ぶ」など、求職者や求人企業と積極的にコミュニケーション。業界経験者ならではの話題や知識を取り入れることで、相手との信頼関係を構築した。「目指しているのは取引先の外部人事のような存在。一方的に求職者の長所をアピールするのではなく、求人企業にどんなメリットがあるのかを考えて、提案しています」。採用率を上げたことでインセンティブ報酬も得られ、収入は前職の2倍以上にアップ。「収入はもちろん、今まで以上に達成感を得られることが、転職の最大の成果です」。

【自分を励ます言葉】「無駄を捨てて、目標を達成」
たくさんのことをやって中途半端に終わらせるよりも、大事なことに焦点を絞って無駄をなくすことで、目標を達成する「エッセンシャル思考」に共感し、書籍で勉強している。「考え方のクセや習慣を変える小さなヒントが書かれている本が好き。Kindleを使ってこまめにチェックして、読むようにしています」。

【私の収入UP! 成功のコツ】

1 マスクでも笑顔で大きな声で話す

マスクで表情が読み取りにくいからこそ、笑顔で声を張って話すように意識。「求職者の不安や緊張をほぐせるよう、打ち解けやすい雰囲気をつくることも心がけています」。

2 前職の肩書を名刺に入れ話のきっかけに

名刺にはあえて「デザイナー」と前職の肩書も記載。「デザイナーの視点も持っていることをアピールすることで、取引先と共通の話題ができて話が盛り上がります」。

3 メールよりも電話で相手のニーズを聞き出す

熱意を伝えるため、得意先とのやり取りはメールよりも電話で。「話したほうが、相手の細かなニーズを聞き出しやすい。雑談から新たな仕事が生まれることもあります」。

4 プライベートでも達成したい目標を持つ

休日は水泳でリフレッシュ。「仕事以外でも目標をつくり、達成のために頑張ることで、人生の充実度が上がります。この夏には、ダイビングのライセンスを取得するのが目標」。

【増えた収入で「休日の質」をUP!】
収入が増えたことで外食やエステ、マッサージなど自分磨きにお金を費やせるように。「休日もダラダラ過ごさず予定を入れ、オンオフのメリハリを付けます」。

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特技を生かした副業で、収入だけではなく生活ハッピー