地元企業とのコラボが目白押し

ユニクロ浅草は、地域密着を意識した様々な工夫を凝らす。新店のキービジュアルは、浅草を連想させる千社札をモチーフにした。記事冒頭の大ちょうちんは、地元の江戸手描ちょうちんを手掛ける大嶋屋恩田が制作したものだ。

外観にも千社札風のロゴが使われる
ユニクロ浅草のデザインが入った袋(オープン期間中限定)

2階には、地元8企業が手掛ける商品が展示されている。ペーパークラフトのボグクラフトは、動物の頭部のはく製やだるまを紙で再現。文房具のカキモリは、世界に1冊だけのオーダーノートを並べた。ユニクロの商品の隣に飾られ、自然と視界に入って興味がそそられるという訳だ。非売品であるため、まさに地元企業のショーケースのような位置付けで、利用客が浅草により関心を持ち、地域を回遊する動機付けにもなる。

ボグクラフトのペーパークラフト
キッズフロアでも、コラボのペーパークラフトを展示
カキモリの文房具

洋食のヨシカミ、天ぷらそばの尾張屋、すき焼きのちんやといった浅草の老舗ブランドのロゴを使用し、オリジナルのTシャツやトートバッグが作れるサービス「UTme!」も展開する。店舗に設置されたタブレットに各社のロゴがスタンプとして登録され、位置や大きさなどを決めて、オリジナルの1点をその場で作れる。

浅草の老舗ブランドや企業のロゴを使用し、世界で1枚のTシャツができる

試着室に向かう壁面には、浅草を拠点に活動するイラストレーター・ESOWのイラストが描かれる。1階は昭和の浅草、2階は令和の浅草をイメージした。

浅草のイラストレーターが壁をデザイン。1階の試着室前の壁
2階の試着室前の壁

江戸銘菓の「雷おこし」で知られる常盤堂雷おこし本舗とは、オリジナルの豆皿を制作した。数量限定発売され、税込み590円。また、オープン日限定で雷おこしを先着2000人にプレゼントした。

雷門の赤ちょうちんが描かれたUT豆皿
ユニクロ浅草のロゴ入り袋に入った雷おこしがノベルティーに

1階には、20年から一部の店舗に設けている生花売り場「ユニクロ フラワー」も併設する。商品のラインアップは40~50種類。他店と変わりないが、アジサイや菊など、和をイメージした花を押し出す計画だ。

和を押し出したユニクロ フラワー。1束390円(税込み)から購入できる
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