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SKY-HI 15人に絞る審査で重視した思考力と表現力

連載 SKY-HI「Be myself, for ourselves」(4)

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日経エンタテインメント!

AAAのメンバーでもあるSKY-HI(日高光啓)のマネジメント&レーベル「BMSG」が主催するボーイズグループのオーディション「BMSG Audition 2021 -THE FIRST-」は、ここに来てさらに注目度を高めている。理由は、才能あふれるオーディション参加者たちが見せるパフォーマンスのクオリティーと、アーティストとしての資質を重視するSKY-HIの独自のポリシー、さらにはオーディションならではのドラマ性もあるだろう。現在、動画配信のHulu(本編)と日本テレビ系の『スッキリ』(本編ダイジェスト版)で4次審査の配信・放送が進んでいるほか、少し遅れて、BMSGの公式YouTubeチャンネルでの無料配信も行われている。

<<第3回「オーディション課題曲で伝えたかった『意志』」

今回は、現在公式YouTubeチャンネルで配信が進む、3次審査を振り返り語ってもらった。この3次審査では30人から15人に絞り込まれる。まず30人を6つに分け、3つの課題曲を2グループずつに課した。この条件だけを見るとバトル形式のようだが、実際には個人のアーティストとしての適性を見るもの。しかも、グループが決まってから課題曲を披露するまでの時間はたった24時間程度という過酷な条件下で行われた。

「ここに掛ける時間が短かったのは、コロナ禍という状況に加えて、スケジュール的・予算的な制約もありましたが、人を絞り込むためには、これで十分でした。課題曲の練習に時間を掛けて、できないことができるようになるのが見たいわけではないですから。この審査について彼らには、『(アーティストとして必要な)思考力と表現力を見る』と伝えていましたが、もう少し具体的に言うと、楽曲を自分で解釈して音楽を自分の体の中に入れ、自分の頭を使って、どうパフォーマンスしたら自分が今持っている技術を使って1番楽曲を表現できるかっていうのを見たかった。

チームAとチームBの課題曲は僕の楽曲『Sexual Healing』。全グループを通して、最初にまず組んだのはチームBです。ここのメンバーは歌もダンスもラップもできるし、技術も高い。ただ、みんなアクも強い。最終的にデビューさせるグループは、アクがないグループには絶対したくないけれども、もし、ここのメンバーがチームとして向かないようであれば、早い段階で見切りをつけないといけないと考えて1カ所にまとめたのが事実です。アクの強さを100%生かした形で、いかにチームワークが完成したものを見せられるかがこのチームの課題でした。

一方で、チームAは、今の段階ではダンスか歌か、どちらかに能力が偏っているメンバーが多い組。ステージ上でパフォーマンスをして、見ている人に届ける意識の有無を個々に見ていきました。

具体的には、歌っているときの目線の位置やマイクの使い方1つにも、ステージを見ている人へ何かを伝えようとする意志が表れてしまう。伝えたい意志があれば、表情でも表現できるし、マイクを自分の口元から離すこともないんです。マイクの距離をコントロールして歌に色をつけるマイキングとは全く別で、歌の途中でマイクを完全に離してしまう方は少なくないのですが、そうなるとそもそものスタート地点に立てないんです。

ダンスや歌への自信のなさをパフォーマンスに出してしまうのも良くない。技術はあとから付いてくるものだと思っているので、ここでは大きな問題ではないのですが、往々にして言えるのが、歌かダンスのどちらかに自信がない場合、その自信のなさがパフォーマンスからすごく伝わってきてしまう。自信があるほうを披露したときにも、自信が完全には切り替えられず、チグハグな印象だけが残ってしまうことがあります」

大きな伸びしろを感じる出会いもあったが

「チームC・Dの課題曲は、Da-iCEの『BACK TO BACK』。爆発力のある曲なので、キレイにまとまってしまうと映えないんです。この2チームは、技術のバランスが良いメンバーがそろっているけれども、悪く言えば小さくまとまってしまいがち。『いかにハミ出せるか」が課題でした。

この曲でパッションを出せなければ、どの曲をやってもパッションが前に出てこない。そういう意味では、次の段階に誰を進めるかが決めやすかったですね。例えば、『歌をきちんと歌わなくちゃ』『次はこう動いてダンスしないと』と、間違いを犯さないことを目指してしまうと、それがステージに出てしまうんです。不安や緊張があっても楽曲に身を任せられれば、強気にさせてくれる曲だと思います。やはりここでも音楽と心の距離感は大事に見ました。

w-inds.の『Beautiful Now』を課題曲に与えたのが、チームE・F。この曲は、歌詞の内容が彼らの心情にマッチし、楽曲に意識を向けさえすればこの中で1番表現しやすい楽曲だったと思います。

アーティシズムにあふれ、大きな伸びしろを感じさせる子たちに出会いましたが、年内のデビューに間に合わせられるかどうかで諦めざるを得なかった人もいました。視聴者の方のなかには、抜群にダンスや歌のスキルがある子たちが脱落したことが腑に落ちていない人もいるかもしれません。実は、クローズドのB-Town(BMSGが運営するファンコミュニティー)では動画を見ながら話したんですが、合宿に進む15人をどう選んだかは、改めてYouTubeなどで解説したいなと思っています」

徐々にメンバーが絞り込まれている今、デビューするボーイズグループのイメージは固まりつつあるのか。

「複数のパターンを考えて、合宿に一緒に行く15人を選んだつもりですが、今は4~5割くらいの最終形態のイメージができています。ただ、彼らと1カ月一緒に過ごす合宿で大事にしたのは、確実に自分が(彼らを)成長させることが出来ると思える状態で、なおかつ年内にデビューまで連れていけるメンバーをちゃんと真面目に考えることでした。今、かなりすごいものが出来上がっているのではないかと確信しています」

『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』
 いよいよ本編とも言える合宿編に突入、「クリエイティブ審査」が始まった。音楽漬けの日々のなか、SKY-HIも約1カ月、同じ宿舎で寝食を共にする。番組は毎週金曜、Hulu、『スッキリ』(日本テレビ系)、TVerでの配信・放送に加え、YouTubeでも不定期配信中。
SKY-HI(日高光啓)
 1986年12月12日生まれ、千葉県出身。ラッパー、トラックメイカー、プロデューサーなど、幅広く活動する。2005年AAAのメンバーとしてデビュー。同時期からSKY-HIとしてソロ活動を開始。20年にBMSGを設立し、代表取締役CEOに就任。「THE FIRST」のテーマソング『To The First』が配信中。

(ライター 横田直子)

[日経エンタテインメント! 2021年7月号の記事を再構成]

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