粗さ、香りがこんなに違う?

5種類のペッパーミルで細かさ、粗さ、挽きやすさ、香りを比較

今回は、粗さと香り、挽き心地、ブレの有無を検証しました。調節に数字があるものは、1番目(細かい)と、6番目(粗い)で挽きます。

◆ダーウェントペッパーミル

最初のストロークで軽さが分かりました。ぶれずになめらかにコショウが出てくるのは感動。挽くたびにカットしているからでしょうか、コショウの新鮮な香りがわかります。

細かさは上々
カットしているのが分かるごつごつした粗さ

◆フランクフルト ペッパーミル WEN

スリムなフォルムなのに、まるでぶれず安定感があることに驚きました。最初からまったくぶれずに最後まで粒の大きさが変わらず挽けたのは感動です。

予想以上に細かく繊細。ただし、1回のストロークで挽ける量が少ないのが残念
細かさと粗さの差がはっきり出ました

◆ストックホルム

木製なので、ダントツで手触りが良いのがこちら。挽き心地は重めでしっかりとひねる感触があります。そのぶん、ぶれない。外見のわりに質実剛健タイプですね。

細かいというよりも普通
粗めでガリガリ。香りも強くてコショウ好きにはたまりません

◆クリスタルウッド6701胡椒挽

挽き心地はとてもスムーズで、プロに長く愛されているのも分かります。香りも際立ちます。きっとスチール製のグラインダーで強く挽くからでしょう。ただし、粗さの差はほとんど出ないのが残念。

細かさは優秀
粗さが感じられないのが残念。シャフトにぶれがないのが裏目にでたのかもしれません

◆メリベル

プジョーは、プロの間でミルの王様と称されるだけあり、軽くて抜群の挽きやすさでした。1回のストロークで大量に挽けるのはさすがです。ただしシャフトがぶれやすく、挽いているうちに細かさ、粗さが均等でなくなるのが分かりました。

ダントツの細かさ
粗めは弱い。挽いているうちに均等ではなくなるのが残念

結果は以下のようになりました。

◆総合1位 ストックホルム

ミルの機能の幅が広くまったくぶれないのが素晴らしいです。

◆挽き心地の軽さ1位 ダーウェントペッパーミル

とにかく軽い挽き心地でなめらかでした。

手前左から、フランクフルト、ダーウェントペッパーミル。奥左から、メリベル、クリスタルウッド6701胡椒挽、ストックホルム。粗めと細かい状態の差がはっきり出たのは、フランクフルト ペッパーミル WEN、ストックホルム

◆挽きの粗さ

1位 ストックホルム

2位 フランクフルト ペッパーミル WEN

3位 ダーウェントペッパーミル

4位 メリベル

5位 クリスタルウッド6701胡椒挽

◆挽きの細かさ

1位 メリベル

2位 ストックホルム/フランクフルト ペッパーミル WEN/ダーウェントペッパーミル/クリスタルウッド6701胡椒挽

◆香りの強さ1位 フランクフルト ペッパーミル WEN/ストックホルム

総合的にみると、デンマークのクラッシュ・グラインド「ストックホルム」に次いで、ドイツのザッセンハウス「フランクフルト ペッパーミル WEN」が優秀でした。挽き心地、香りの強さ、細かめと粗めの差もしっかり出ています。

ペッパーミルを探すとき、細かく繊細なコショウを求めるなら、プジョーの「メリベル」がおすすめです。反対に、ゴツゴツとした粗い粒コショウが好きなら、クラッシュ・グラインド「ストックホルム」がいいでしょう。ペッパーミルを使って家での料理を楽しみましょう。(談)

(文 広瀬敬代、写真 菊池くらげ)

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