ピン芸人TAIGA 45歳 遅咲き「武器」にブレイク間近!?特集 沸騰!ポスト第7世代芸人30組(4)

日経エンタテインメント!

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リーゼントヘアに赤いジャケット姿がトレードマークのTAIGA。かつては『爆笑レッドカーペット』や『あらびき団』などで活躍したほか、2014年の『R-1ぐらんぷり』では決勝の舞台も経験しているピン芸人だ。そんな彼が今年1月、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「40歳過ぎてバイトやめられない芸人」に出演した際、妻と2歳の子どもを前に「貧しい思いをさせてきたからね。なんとか仕事増えたらいいな」と涙を見せると、数多くの応援の声が寄せられた。

1975年11月20日生まれ、神奈川県出身。昨年11月放送の『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』(中京テレビ)では「TAIGAナイト」なる企画が展開され、オードリーやカズレーザーがその魅力を掘り下げた。サンミュージックプロダクション所属(写真:中村嘉昭)

最近は40オーバーの“おじさん芸人”をメディアで目にする機会が増えており、TAIGAのブレイクにも期待がかかる。

「この間の『アメトーーク!』は今までとレベルが違うくらいの反響がありました。ツイッターのフォロワーが7000人だったのが倍の1万4000人になりましたし、事務所に手紙だけでなく、『きかんしゃトーマス』のおもちゃやオムツまで届いたんです。ホントにありがたいなって。

ウーバーイーツでバイトしている姿をテレビで見せることには、全く抵抗なかったです。もうちょっと前だったらカッコ悪いと思った時期もあったと思いますけど、40過ぎて売れてないのは事実ですから。そういう芸人を僕は“TAIGA世代”って呼んでるんですけど、運に恵まれなくてまだまだ売れ損なってる面白いヤツがいるよっていうのを、自分が先頭に立って見せていきたいですね」

「お前誰だよ」とツッコミを入れたくなるシチュエーションを、ロックンロール調の歌ネタで展開する「お前誰だよロックンロール」が代表作。同じサンミュージックに所属するぺこぱが「師匠」と慕っていることでも知られ、オードリーやカズレーザーら売れっ子芸人から愛されていることから、その人物像も注目されるように。芸人になった経緯をこう語る。

「高校卒業後、最初は建築資材を製造・販売している会社で働いていたんです。でも、21、22歳の頃、友達の結婚式で司会をやったときに、自分が言ったことで笑いや拍手が起きたことがすごくうれしくて、役者の事務所に応募して活動を始めたのが最初です。すぐ売れると思ったんですけど、そこから長かったですね(笑)。

役者なんだかミュージシャンなんだか、具体的に何になりたいのかもよく分からないまま、とにかくスーパースターになりたくて、モノマネだったらいけるかもしれないと、ショーパブの舞台に立つようになりました。オードリーの春日(俊彰)に出会ったのはその頃です。

最初にやりはじめたモノマネは、河村隆一さんや井上陽水さん。でも、そういう人たちのモノマネは誰でもやってるし、自分にしかできない芸がないとこの世界では無理だと分かって、エルヴィス・プレスリーやロックンロールが好きだったから、そういう格好でステージに上がるようになりました」

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