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資格勉強も朝活 「切羽詰まる」ように仕掛けは楽しく

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NIKKEI STYLE

早起きして様々な活動をすることが「朝活」と呼ばれるようになって10年以上たちました。すぐにやろうと思っているのについ後回しにしてしまいがちなことこそ、朝一番に終わらせてしまうとスッキリします。そんな朝活の仕組みづくりについて「朝活」の伝道師、池田千恵氏が解説します。

今回は読者の方の次の相談に回答します。

Q 「休みこそジムで運動しよう」「資格試験の勉強をしよう」「今は忙しいけど、時間ができたらあのテーマの本を読もう」などと思っているのに、いざ時間ができると非効率だと分かりながらついダラダラとスマホを触ってしまいます。気持ちを切り替え、実行できるようになるには何が必要でしょうか。 
 
A 自己投資のための習慣は、大切だと分かっていてもおっくうになりがちですね。それらを定着させるコツは、朝のうちにサッサと終わらせる仕組みをつくることです。「楽しく」「切羽詰まる」状況を朝時間でつくっていきましょう。

なぜ後回しになってしまうのか

ジムでの運動、資格試験勉強、学びのための読書などの自己投資。やれば確実に人生が好転する!と分かっているのに、取り掛かるまでがおっくうなことは多いですよね。重い腰を上げて取り掛かってしまえば、終わったあとはスッキリすると分かっているのですが、頭で思っていることと体は、なかなか連動しないものです。

なぜ頭では分かっているのに動けないか。理由は3つです。

1 切羽詰まっていない
2 いつになったら出てくるか分からない「やる気」に身を任せている
3 楽しくないことをやろうとしているのでやる気が出ない

切羽詰まっていないものにいつ取り掛かるかを「やる気」に任せているうちは、ギリギリになるまで動くことはできません。また、楽しいと思えるものでないと「やる気」はいつまでも出てきません。逆に言うと、「切羽詰まって」「楽しい」と、「やる気」が湧いてきます。ここは逆転の発想で意図的に「楽しく」「切羽詰まる」環境をつくってみてはいかがでしょうか。

勉強や運動や自己投資といった、始めるのにちょっとおっくうなことこそ朝イチにやってしまうことがおすすめです。なぜなら、将来にとって確実によいことを先送りせずサッサと終わらせることができると、残りの時間を思いっきり楽しめるうえ、「将来のためになることを朝からできた」と思えるので1日よい気分で過ごせるからです。

あなたも経験はありませんか? ずっと気がかりに思っていて、やらなきゃ、やらなきゃ……と後回しにしていたことを思い切って「エイ」と終わらせた結果、あの数日間の気がかりは何だったんだろう、と思えるくらいスッキリしたということが。

「やりたいけど面倒くさい」と思っていることを朝サッサと済ませることができるよう工夫することができれば、朝だけでなく、あなたの1日がガラっと変わります。

「やりたいけど面倒くさい」を楽しく仕組み化

筆者が運営する「攻めの朝活」コミュニティー「朝キャリ」メンバーの事例をもとに、具体的にどうやって「楽しく」「切羽詰まる」環境をつくったかについて紹介します。

<外資系IT企業勤務の会社員 西橋友理さんの例>

西橋さんは、朝活したいのに、なかなか朝早く起きられませんでした。また、以前は自分の趣味に関するブログを電車の移動中に書くことを習慣化していたのに、在宅勤務となり移動時間を利用したブログ執筆ができなくなったという悩みを抱えていました。

そこで「楽しく」「切羽詰まる」環境をつくるため、毎週火曜の朝6時20分~7時の40分間に「ブログもくもく会」(ビデオ会議システムZoomを活用し、朝キャリメンバーと一緒にブログをもくもくと書く会)を主催することにしました。ポイントは「早起きが苦手」な状態のまま、朝のイベントを主催したことです。自分で朝の会を主催すると、言い出しっぺとして会議スタートの役割があるなど切羽詰まった状況になるので必ず起きられるようになります。そのうえ、朝から同じ目的をもって集まる仲間と交流できるという楽しさもあります。

その結果、次のような効果がありました。

1 ブログもくもく会の日は100%早起き
普段はギリギリの7時に起きているが、ブログもくもく会の日は5時台に起きられるようになった。
2 ブログで書きたいテーマを明確化
コンテンツをじっくり考える時間もできたので、自分の専門性を生かした記事が書けるようになった。
3 朝以外の隙間時間も好きなことをする時間に
隙間時間はダラダラしがちだったが、ブログの続きを書いたりブログに書くための情報収集をしたりするようになった。

<営業職の会社員、山田昌子(仮名)さんの例>

山田さんは趣味や仕事の活動をブログとして記録するのを習慣化したいと考えていました。しかし、ブログを書こうとすると何をどのように書けばよいのか分からず、手が止まってしまう悩みがありました。

そこでまず、更新曜日を仕事のようにスケジュール化することに決め、週4回、月、水、金、日の各曜日を公開日に設定しました。また、パンが好きなので楽しく続けられるよう、テーマを「クロワッサン食べ比べ」としました。緊急事態宣言下ではパン屋さんめぐりは継続できなくなったものの、好きなことをテーマに選んだおかげで緊急事態宣言前まで継続することができました。また、「切羽詰まる」方法としては、朝キャリ内の「発信部(ブログ、SNSなどの発信を共有する部活)」の部長に立候補されました。そうすることで役割上の責任を負いながら、ご自身の発信力を高めることに挑戦しています。

<サロン経営で4人の子育て中の照内誠子さんの例>

照内さんは、手帳を活用したいと思いつつも実際に使い始めることがおっくうでした。そこで、手帳の活用に、前回紹介した「朝活松竹梅」の要領で活用のレベル分けをしました。

松:5分間じっくりと手帳に向き合い、今日やるべきことの「TO DOリスト」をしっかり書き込めればOK
竹:短い時間でも手帳を開いて、簡単に予定を書き込めればOK
梅:手帳を開けなくても、気分よく朝を過ごすことができればOK

「切羽詰まる」ために、朝キャリ内で毎朝、メンバーだけがアクセスできるSNSでおはようの挨拶と今日やるべきことの宣言をすることにしました。さらに夜に「いいねリスト」と称して、その日にできたことをリスト化するようにしました。

このおかげで、やる気が湧くまでのスピードを実感できたうえ、毎朝の宣言により、すぐに取り掛かれなかった作業も4人のお子さんが出掛けた後に早速、着手するようになりました。朝活として「松竹梅」は設けながらも手帳を活用し、朝一でその日の流れを把握することができるようになったおかげで、こなせるタスクが増えた実感が生まれたそうです。

自分の「欲」を満たすために朝をどう活用するか?

今回紹介した3人は、いうなれば自分の「欲」(ブログを書きたい、おいしいクロワッサンを追求したい、手帳を使いこなして物事をスムーズに進めたい)を満たすために「どう朝を活用してやろうか?」と考え、やらざるを得ない仕組みをつくりました。このように楽しく仕組み化ができると、朝だけでなく1日がうまく回り出します。ぜひ参考にしてみてください。

池田千恵
朝6時 代表取締役。朝イチ業務改革コンサルタント。慶応義塾大学卒業。外食企業、外資系企業を経て現職。企業の働き方改革、生産性向上の仕組みを構築しているほか、個人に向けては朝活で今後の人生戦略を立てるコミュニティー「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/)を主宰。11年連続プロデュースの「朝活手帳」など著書多数。

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