「ひたむきな姿に共感しました」

6月4日から上演を開始した舞台『目頭を押さえた』。筒井さんは今作で、写真家としての才能を開花させていく高校3年生の杉山遼役を演じる。舞台出演は19年4月に開催された『3人のプリンシパル』以来となる。

「まさかこのタイミングで舞台に出させていただくなんて、出演が決まったときはびっくりしました。でもお芝居に挑戦したいという気持ちはずっと胸にあったので、うれしかったです。家族にも電話で報告しました。お父さん、お母さん、お姉ちゃんから『おめでとう』と言ってもらえて、メンバーにも何人かに伝えたら『頑張ってね』と喜んでくれました。

台本を読んでいると、遼が進路のことでお父さんと喧嘩(けんか)してしまうシーンがありました。私自身は乃木坂に入る時にお父さんから反対されなかったし、むしろ背中を押してもらいました。言い争いをすることもまったくなかったので、その部分はなかなか気持ちを想像することができず、演じるのが難しいだろうなと思いました。一方で遼は、カメラという生きがいを見つけて、その夢に向かって一生懸命。私も乃木坂に入ることを夢見て、オーディションを受けて上京したので、そのひたむきな姿にはすごく共感しました。

左から、中谷修子役の秋田汐梨さん、坂本健介役の林翔太さん、そして杉山遼役の筒井さん

初めての本読みは、すごく緊張したんですけど、いろいろ考えなくてはいけないことがあると感じました。『プリンシパル』の時はとにかく無我夢中で覚えることで精いっぱい……深いところまで考える余裕はなかったんです。でも今回は本読みの段階で楽しさも感じられたし、いろいろ想像ができたので、そこは成長できているのかなって。プレッシャーもありますけど、頑張って本番を乗り切りたいです」

今作で筒井さんは、18歳の秋田汐梨さんとダブル主演を務める。

「パンフレットの撮影の時に初めてお話させてもらいました。2人とも人見知りだったので、緊張もしましたけど、笑顔がすごく印象的な方でした。年齢は私の1つ上で、乃木坂の同期にも同い年の子はいるんですけど、やっぱりメンバーじゃないとお姉さんに見えますね(笑)。でも、仲良くなったら、すごく楽しい感じになると思ったので、この舞台を通じて距離を縮められたら。

尊敬する乃木坂46の先輩・生田絵梨花さんのように、いろんなところで活躍できるようになるのが目標なので、この舞台がその第一歩になればいいなと思います。これからもたくさんの演技仕事に挑戦していきたいですね。ミュージカルですか? それはちょっと……まだまだなので難しそうです(笑)。けれど、様子を見ながら、いつか挑戦したいですね」

愛知県出身の筒井さん。7月9日には凱旋公演も予定している。「地元の名古屋でできるのはうれしいです。家族が見てくれるのは緊張もしますけど、成長を感じてもらえるように頑張ります」
筒井さん演じる遼は関西弁を話す。「関西弁は難しいですけど、方言には憧れがあったので、舞台で喋れてうれしいです。同期に大阪出身の早川聖来がいるので、細かいニュアンスを教えてもらいました」
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