さっぱり味の「セビーチェ」 中南米の魚介のマリネ
天気予報では早くも「真夏日」の言葉が聞こえ始めました。さっぱりした料理が食べたいときも増えてきたのでは。そんなときにうれしい一品のご紹介です。
セビーチェは、ペルーやメキシコなど、中南米で食べられる魚介のマリネ。タマネギ、トマトと合わせ、かんきつ類や香辛料で味つけします。白身魚や貝類、イカ、タコなどが多く使われますが、本場ではザリガニを使うこともあるのだとか。
赤と緑の野菜に加え、紫タマネギでよりカラフルに。紫タマネギはふつうのタマネギに比べて辛みが少なく、生食に向きます。
レモン汁大さじ3は、レモン1個からとれる量です。
写真ではホタテを円形に並べ、野菜を中央に盛りつけました。(3)で野菜を加えたときに、混ぜ合わせてもよいでしょう。
冷蔵庫におく時間は調理時間に含みません。
・ホタテ貝柱(生食用)6個
・塩少々
・紫タマネギ1/3個(50g)
・トマト1/2個(100g)
・キュウリ1/2本
・香菜2枝
・A[レモン汁大さじ3、オリーブ油大さじ1 1/2、塩小さじ1/3、こしょう少々]
作り方(調理時間15分)
(1)ホタテは厚みを半分に切り、塩少々をふる。Aは合わせる。
(2)紫タマネギはみじん切りにする。トマト、キュウリは1cm角に切る。香菜はざく切りにする。
(3)ホタテにAを加えてあえ、冷蔵庫に30分以上おく。味がなじんだら(2)を加えてあえる。
ひとくちメモ
ホタテ 地域によって旬が異なり、また養殖のものが多いため、年中出回りますが、これから夏にかけては貝柱が大きく厚く成長する時期です。ホタテは貝の中ではたんぱく質が豊富。低脂肪で、タウリンやミネラルが多く含まれます。
(ベターホームのお料理教室 =大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2021年5月29日付]
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