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のどのつかえ・違和感 胃酸逆流やストレスが原因も

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のどがつかえる感じがしたり、違和感を覚えたりしたことはないだろうか。胃酸の逆流や鼻水が原因のときもあれば、ストレスが引き金になって症状が出ることもある。のどの不調を知り、対策につなげたい。

のどのつかえや違和感のある人は意外に多いようだ。杏林大学医学部の斎藤康一郎教授(耳鼻咽喉科)は「違和感が何カ月も続くと訴える患者は珍しくない。医療機関を受診していない人も含めれば、症状のある人はかなりの数に上るだろう」と話す。

つかえや違和感は何らかの病気が原因になって起こっている場合がある。

例えば胃酸が逆流する「逆流性食道炎」、蓄膿(ちくのう)症などで鼻水がのどの奥に流れ落ちる「後鼻漏(こうびろう)」が挙げられる。時にがんなどの腫瘍ができているケースもある。

「まずは内視鏡などの検査で病気の有無を見極めることが重要だ。がんがないとわかっただけで安心して症状が軽くなることもある」と斎藤教授は指摘する。

病気の中で比較的多いのが逆流性食道炎。さらに胃酸がのどにまで逆流してくると、「咽喉頭逆流症」と呼ぶ。

胃酸の逆流が疑われるのはのどのつかえ・違和感が食事に連動して現れる場合だ。内視鏡検査をして、胃酸の逆流による炎症がのどの粘膜に認められたら、咽喉頭逆流症と診断される。

胃酸の逆流は食べ過ぎや早食い、食後すぐに横になる習慣、高脂肪食、飲酒、喫煙などを続けると起こりやすい。のどのつかえ・つまり・違和感外来を設ける巣鴨駅前胃腸内科クリニック(東京・豊島)の神谷雄介院長は「飲酒後にすぐ寝て、せきで目が覚める人がいるが、これも逆流が原因の場合が多い」と警鐘を鳴らす。

便秘だったり、ベルトできつく腹部を締め付けたり、前かがみの姿勢で長時間パソコンに向かったりすると、内臓が集まる腹腔(ふくくう)の圧力(腹圧)が上がって胃酸の逆流を招きやすい。「のどは食道よりも胃酸に対する知覚が過敏との報告もある」(斎藤教授)。こうした習慣などを改めるだけで予防につながる。

投薬治療という手もある。胃酸の分泌を抑える薬や胃の動きをよくする薬の服用によって改善する例が多い。

一方、体にこれといった異常はみられないのに、のどの違和感だけ続くのが「咽喉頭異常感症」だ。症状に波があり、精神的なストレスのかかるときに出やすいとされる。

 広島大学病院総合内科・総合診療科の小川恵子漢方診療センター長は「更年期以降の女性に多いが、年齢や性別に関係なくストレスのたまった人にみられることもある。最近は新型コロナウイルス禍のストレスで医療関係者などからの訴えもある」と話す。

漢方では古くから「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれる病態がある。梅の種がのどに引っかかってのみ込もうとしてものみ込めないような状態で、咽喉頭異常感症に通じる。治療によく使われる代表的な漢方薬が「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」だ。小川センター長は「1~2週間で改善する人が多い」と説明する。

強い口の渇きなどの症状を伴う場合は体質などをみながら別の漢方薬を処方することがあるという。

もちろん生活習慣の改善にも心を配りたい。散歩などで体を動かすといい。ストレスがかかっていると感じたら深呼吸をしてみよう。

コロナ禍によって最近は在宅勤務やウェブ会議が多くなった。斎藤教授は「リモートだと無意識のうちに声を高く張り上げるため、のどが乾燥しやすい」と忠告する。乾燥はのどの違和感の原因になりうる。こまめに水分を補給して、のどの潤いを保つようにしたい。

(ライター 佐田節子)

[NIKKEI プラス1 2021年5月29日付]

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