ビジュアル解説 ネット接続遅いなら、ここをチェック

2021/6/23
自宅のインターネットが遅いとイライラが募る(写真はイメージ=PIXTA)

インターネット接続を遅くしている「犯人」を特定するのはそれほど簡単ではない。さまざまな場所に「容疑者」が潜んでいるからだ。例として現場を「インターネット空間」「マンション共用部」「家庭」に区切ってみよう。ここではビジュアルで解説する。

図1 例えばマンションであれば、「インターネット空間」「マンション共用部」「家庭」の各所に、ネット接続を遅くする「わな」が潜んでいる。戸建ての場合も同様。まずは遅くなった原因を分析して、正しく対処することが重要だ

【記事本編はこちら】自宅のネット接続遅いなら 確認したい3つのポイント

プロバイダーのサイトで回線速度を確認

図2 まずは、基本的な接続環境を確認しよう。プロバイダーのページにログインして通信速度を確認する(1)(2)。ただし、ここで示されるのは理論上の最大値。実際にそのスピードが出るわけではない
図3 固定ブロードバンドサービスのシェアを総務省「ブロードバンドサービス等の契約数の推移」(20年12月末現在)を基に集計した。8割以上を高速な光回線が占めるが、マンションなどの集合住宅では実際はそれほど速くないケースもある   [注]一部のCATV会社では光回線(1G~10Gbps)も提供している

機器のWi-Fi規格をチェック

図4 Wi-Fiは、Wi-Fiルーター(親機)とパソコン(子機)の両方が対応する規格で通信する。09年にWi-Fi 4、14年にWi-Fi 5、20年にWi-Fi 6が正式に標準化された。Wi-Fi 4以前の規格は、現在のブロードバンド回線の実力に比べると力不足だ

ルーターのアンテナ数を確認

図5 アンテナ数(ストリーム数)も重要だ。Wi-Fiルーターが4本でもパソコン側が1本なら、1ストリームの実力しか発揮できない。その場合、Wi-FiルーターがWi-Fi 5対応でも、実際の通信速度は理論値で432Mbps(ビット/秒)程度になることが多い
図6 Wi-Fiルーターの性能を確認。規格やアンテナ数は、メーカーのウェブサイトなどに記載されている

パソコンのアンテナ数も確認

図7 数年前のパソコンはアンテナ数が公表されていないケースが多い。そんなときは通知領域の接続アイコンをクリックし、利用している接続の「プロパティ」をクリック(1)(2)
図8 「説明」欄に表示されているWi-Fiモジュール名を確認する
図9 図8のWi-Fiモジュール名でネット検索する(1)。モジュールによってはアンテナ数が公表されている(2)

古いLANケーブルは要注意

図10 Wi-FiルーターのWAN側端子をプロバイダーから提供された機器(モデムなど)とLANケーブルで接続する。性能が低い旧式ケーブルをうっかり使っていると、そこがボトルネックになり得る

【記事本編はこちら】自宅のネット接続遅いなら 確認したい3つのポイント

(ライター 岡野幸治)

[日経PC21 2021年7月号掲載記事を再構成]