日経PC21

ここからが本題だ。CPUはスケジュールされたタスク(予定)に従って、実行するプログラムを切り替える。タスクが滞りなく進めば、パソコンが重くなる心配はない。しかし、何らかの障害で特定のタスクが一定時間内に完了しないと、そのタスクは後回しにされ、次に順番待ちしているプログラムへと切り替わる。この一連の流れを「ラウンドロビン方式」と呼ぶ。問題は、一部の処理遅れが顕著になったり、処理遅れが多数発生した場合だ。ほかの順番待ちのプログラムにも影響が出てしまう。

CPUの使用率は「タスクマネージャー」で確認できる。この値が低いならCPUには余裕がある。だが、前述の処理遅れが多発すると、断続的に100%が続いてしまい、パソコンの動作が重くなる(図2図3)。

図2 CPUの処理の状況は「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーで起動する「タスクマネージャー」で確認できる。CPUの使用率が低いのは処理に余裕がある状態で(左)、100%はフル稼働している状態だ(右)
図3 タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブでは、直近60秒間のCPU使用率をグラフで確認することも可能だ。使用率が10~30%程度で推移していたり、アプリ起動などで一時的に100%近くに達した程度なら問題ないが、100%が続くようなら、パソコン全体の動作が重くなるので何かしらの対策が必要だ

ひどい状態になるとマウスポインターの動きがカクカクしたり、キーを押した文字が遅れて入力されたりする。また、パソコン内部のCPU冷却ファンが音を出して高速回転しているときも、100%になっている可能性が高い。なお、アプリの起動時などは一時的に100%に達することがあるが、100%が継続しないなら問題はない。

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「見えない」アプリにも注意、CPUを消費しているかも