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セカンドキャリアのすすめ

2021/6/15

セカンドキャリアのすすめ

合同会社設立後に縁をいただいて経済同友会の職員としても働くようになったので、会社員兼合同会社の経営者であり、自分の会社に料理教室で必要なスペース等を貸す個人事業主でもあります。こうなると複雑なので、経理は税理士にお願いしていますが、やりとりの中でいろいろな知識が身についていきます。

勤務先の関係でご自身が社長になるのが難しければ、奥さんとの共同事業として会社を設立するという考えがあります。設立2年目に入れば掛け金が年間最大240万円、トータル800万円まで損金として非課税扱いとなる国の「経営セーフティ共済」を活用して、資金を留保できます。

こうした知識は最初から持っていたものではなく、上場企業の仕事を受けるために必要に迫られて小さな合同会社を作ったことから広がっていきました。自営の方にとって当たり前の税や財務の基本的知識も、会社に任せきりで、いかに何も知らなかったかを痛感しました。

「ユニット」で文化風土の壁クリア

体験を通じてノウハウや仕組みがわかってくると、「せっかく会社を作ったのだから、ちょっと工夫してみよう」と意識や行動が変わります。また、「会社を作ったんだ」と人に伝えていたことが、後に思わぬところからの仕事につながることもあり、セカンドキャリアを考える可能性はグン!と広がります。

必ずしも計画的ではありませんが、私の仕事もそうやって広がっていきました。何かやってみたいことがあるのなら、小さな会社を作り、小さな動きを作ってみてはどうでしょうか。ダメだと思ったら、潰せばいいのです。

ただ、起業をしても1人で仕事を広げることは簡単ではありません。そこで「ユニット」という考え方をご紹介します。私は今、Halumni(ハルムナイ)というユニットで活動しています。以前働いていた会社の頭文字「H」と「alumni(同窓)」を組み合わせた名前で、同じ会社を卒業した同僚がメンバーです。

しかし、あえて1つの会社にはしていません。おのおののメンバーが自分の会社を持つ集合体で、主に中小企業の経営者の思いや考えを言葉にしてミッション・バリューの開発、社員の意識啓発、ブランディングなどを手掛けています。

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