今、久々に人気が高まる白&黒デニム。その着こなしには、インディゴとは少々違う技が要求されるが、本誌がおすすめしたいのはクールなモノトーンに+1色。白黒のみに絞らないところがポイントだ。
アイビーっぽく見せないのが今の流儀
ホワイトデニムはアイビー御用達のパンツだが、かといって全身をアメトラ風にまとめるのは時代錯誤の感あり。今なら、フレンチムードでコーディネートするのが得策だ。具体的には、トップスはクールな黒。そしてインナーにきれいな差し色をプラスするとよい。全身をモノトーンでまとめるとやや無味乾燥だが、+1色が効いてなんとも小粋なたたずまいになる。チラリとのぞかせたボーダーソックスもポイント。
シャープさを演出しつつもクラシックの範疇に収まる
ブラックデニムを大人っぽく着こなすには、モード寄りに見えないよう意識することが重要。ここでも+1色が効果を発揮してくれる。シャープな印象を漂わせつつも、あくまでクラシックの範疇(はんちゅう)に収まっているのがわかるだろう。加えて重要なのはジャケットの柄。黒無地だとチグハグなセットアップのように見えてしまうが、モノトーンチェックを選ぶことで統一感をもたせつつメリハリを生んでいる。
■LEVI'S MADE & CRAFTED(リーバイス メイド アンド クラフテッド)
モダンなテーパードシルエットが白デニムの清潔感を後押し
リーバイスの白デニムといえば501が真っ先に思い浮かぶが、こちらは「512」。スリムテーパードのシルエットが、クリーンな白デニムの魅力を引き立てている。ジャケット、靴を黒でそろえつつ、オレンジがかった赤のニットで+1色。黒無地ジャケットを合わせる場合、カッチリしたものは白デニムとミスマッチ。このように軽やかなアンコン仕立てがおすすめ。デニム2万2000円(リーバイ・ストラウス ジャパン) ジャケット12万1000円/ボリオリ(三崎商事) ニット3万800円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー) 靴13万7500円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店)