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江口洋介 『るろう』全員が使命感背負った現場でした

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

2012~14年に公開され、3作で興行収入125億円超えをたたき出した実写映画版『るろうに剣心』シリーズが、2部作で完結を迎える。シリーズ全作を通して内務省警視局警官の藤田五郎=元新選組の斎藤一を演じてきた江口洋介。2012年公開の映画『るろうに剣心』から、この"壬生の狼"をシリーズ全作で演じてきた江口洋介の、最終章への挑み方とは。

「今回は『Final』『Beginning』の2本撮りということで、聞いたときは『これは長い旅になりそうだな」と思いました。

脚本を読むと、『Final』は『るろう』の最後にふさわしい活劇。気持ち良く終われそうだなと思ったんですけど、『Beginning』では新選組の斎藤に戻る。当時はアブない人斬りなので、血なまぐさい男として演じたら面白いんじゃないかと、楽しみでした。

『Final』の藤田は、警察に身を置きながらも、ある種、政府という体制に逆らう、一匹狼のような男。自分を追い込まないとその飢えた感じやギラつきが出ないので、走り込んだり、トレーニングしたりして、体を絞り込みました。あとは、タバコかな。出番も限られてるから"らしさ"を出そうという狙いもあったのかもしれないけど、制作サイドから『全カット吸ってください』みたいに言われて。吸ってたら、(禁煙していた)タバコが一瞬戻りました。また、やめましたけど(笑)。

撮影で大変だったのは、半年近くテンションを持続させること。あとはやっぱりアクションですかね。普通の現場は何回か殺陣の練習をするくらいですが、『るろう』は2カ月前からトレーニングに通う。そしてその動画を何回も見て、殺陣を頭に入れるんです。それがまた、普通じゃないんですよ。剣を本当に当てていくし、谷垣君(谷垣健治/アクション監督)からは『間を空けず、もうワンテンポ速く』と要求される。だから普通の時代劇の殺陣のように『間』がなくて、現代的というのかな。今までにないアクションは、また海外でも喜んでもらえるんじゃないかと思います」

使命感を背負わされた現場

「(佐藤)健君とはもうずいぶん長い付き合いですけど、今回も緊張感を保とうと、寡黙にやってましたね。そしてやっぱり、めちゃめちゃ動ける。あれだけ体を使って表現するっていうのは、できる人間とできない人間がいるわけで、すごい武器だと思います。今回はそれをフルに使って、ワイヤーアクションなんかも、どんどんどんどん、もっともっと!みたいな感じで全部自分で挑戦してました。

こういうアクションものをやると、今度は、そうじゃないものをやりたくなるはず。そういう意味でも、これから彼がどうなるのか楽しみです。

大友監督には、今回で『るろう』に決着をつけなきゃいけない、という意地みたいなものを感じました。そもそも規模が大きくて、予算もどれくらいいったんだ? と思うし(笑)。スタッフの人数も多かったですからねぇ。大変な作業だったと思いますよ。

行く先々のセットもすごくて。例えば『Final』の冒頭は、途中まで本物の列車で撮影してると思ってたんですよ。でも駅も含めて、全部セットだった(笑)。それがまた内装から何から、緻密によくできてまして。スタッフが膨大な時間を掛けて作り上げたかと思うと、魂に火が点きましたね。『俺たちにも、これ以上やれってことだな』って(笑)。

そもそも監督が『これでもか!』ってくらい、一晩でも二晩でも寝ないで延々作業してるんです。スタッフも山の中でドロドロになりながらやってる。だから『こんなのできねぇ』とか文句言えない(笑)。『るろう』を終わらせなきゃいけない、とみんなが使命感を背負っている現場でした』

今年、デビュー35周年。江口自身のBeginning(始まり)はどのようなものだったのか。

「『傷だらけの天使』のショーケン(萩原健一)さんや『探偵物語』の松田優作さんに憧れて、この世界に入りました。昔の俳優は30歳くらいで顔が仕上がってる(笑)。だから影響を受けながらも、『何か足りねぇ』ともがき続けました。そんななかで三國連太郎さん、役所広司さん、西田敏行さんといったすごい人たちに出会って。今は先輩方のように『掘り続ける』モードが始まる感覚があります。

完成した『Final』は、アクションがすごくて高カロリー、迫力ある作品になったと思います。そして『Beginning』は、全然違う『静の世界』になる。この2つを味わっていただけたら、もう何も言うことはない。自分自身も、これでやり切った感がありますね」

(ライター 泊貴洋、日経エンタテインメント! 平島綾子)

[日経エンタテインメント! 2021年5月号の記事を再構成]

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