――異業種からDX人材としての転職を志している人へのメッセージをお願いします。

「自治体からIT業界に転職して5年となりますが、振り返ると、一番重要なのは転職時のスキルではなく『目標に向かってまず行動し、それを続けるマインド』ではないかと感じます。転職するときは、その時点で自分にできること、できないことを軸にして物事を考えがちですが、私自身は『迷ったら難しい選択を取る』という原則でチャレンジしてきた結果、点と点が少しずつ結びついていく感覚にたどりつけました。自治体とサイボウズでは組織の文化や価値観が大きく異なりますが、お互いがお互いにない特徴をいかしあえるよう、両方の組織を知る自分が架け橋のような存在になれるのではと感じています。こういう感覚も異業種から飛び込んだゆえに得られるものではないでしょうか」

■人事担当役員から一言 中根弓佳 サイボウズ執行役員人事本部長

「蒲原さんを採用したのは『チームワークあふれる社会を創る』という当社の企業理念への共感度が高かったほか、自治体出身で、既存社員にはないノウハウや視点を持ち込んでくれそうという期待が大きかったからです。公明正大さや実行力も高く評価していました。当社は業種業態に関わらず『チームワークを支援する仕組み』を提供したいと考えており、異業種出身でも同じ目標を目指しそのために尽力してくれる人は積極的に採用していく方針です。多様な経験を持った人にぜひチャレンジして頂きたいと思っています」

蒲原 大輔 サイボウズ 営業本部 営業戦略部 公共グループ 神奈川県出身。2011年に新卒で品川区役所に入庁し、人事課、商業・ものづくり課の業務に従事。2016年にサイボウズに転職、主にノーコードツール「kintone」を使った自治体の業務改革支援を担う。「自治体の仕事をより面白いものにする」という信念のもと、プライベートでも役所や公務員を盛り上げる活動に取り組む。

(日経転職版・編集部)

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