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コロナに負けない家計 年収減をチャンスに変える方法

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NIKKEI STYLE

日経ウーマン

コロナ禍で今後収入が減るかもしれない人も、備えあれば憂いなし。これまで数々の家計を救ってきた2人のファイナンシャルプランナー(FP)に、今こそやっておきたいことを教えてもらいました。

今こそ支出を改善してコロナに負けない家計に

コロナ禍でボーナスが減額やカットされるなど、収入減になる人が増えている。

そんななか、「ピンチはチャンス」と、エールを送るのはFPの深田晶恵さん。

「今、支出を見直してムダな出費を抑えるなど、家計をしっかり管理できるようになれば、一生の宝になります」(深田さん)

FPの山崎俊輔さんも、「今こそ、行動や習慣を変える大きな転機になる」とアドバイス。

「ジムへ行く、大手通信会社の携帯を使うなど、当たり前だと思っていたことを見直せば、支出も減るので、月数万円が浮きます。買い物の仕方やサブスクなど、いつものやり方をやめてみて、やっぱり必要だと思ったら元に戻せばいい。試行錯誤して、自分なりのお金の使い方のルールをつくって」(山崎さん)

2人に教えてもらった、収入が減る前にやっておくべきことは3つ。(1)支出を可視化して家計のムダを知ること、(2)口座を整理してお金の流れをシンプルにすること、(3)貯蓄の仕組みをつくり、生活防衛費をためること。具体的なノウハウをチェックして、できることから実践を。収入減時代に負けない家計をつくって、見えない不安を撃退。

【1】家計の「ムダ」を知る

<1カ月の支出を「見える化」してムダな支出を洗い出す>

コロナ禍で生活スタイルが変わった分、服飾費は減ったが食費は増えたなど、家計の内訳も大きく変化しているはず。「ムダな支出に気づくためにも、家計を『見える化』することが大事」(山崎さん)。「まずは保険料や通信費などの固定費の見直しを。それができると自信がつき、変動費の見直しに弾みがつきます」(深田さん)。

<家計ってどう見直せばいい?>

【手を動かす派】深田さんのおすすめは…

カード明細や通帳で支出内容を色分けでチェック

通帳やクレジットカードの明細を用意し、必要な出費かムダな出費かをマーカーで色分けしてチェック。「手書きして電卓で集計を。手を動かすと、ムダ遣いを自覚しやすいです」(深田さん)。

【IT活用派】山崎さんおすすめは…

家計簿アプリでクレカや通販利用まで、すべてを可視化

「家計簿アプリなら、誰でも簡単に家計管理が可能。銀行、証券会社、クレカの情報と連携できるものがOK。ECサイトもひもづければ、ネットでの買い物もすべて内容を可視化できます」(山崎さん)

●山崎さんのおすすめアプリ
マネーフォワードME
Zaim
Moneytree

ボーナス支出を振り返り、「依存」体質から脱却を

さまざまな支出をボーナスに頼っていると、ボーナスが減額またはカットされたとき、一気に家計が苦しくなる。「依存しすぎているなら、今こそ改善を」(深田さん)。

<ボーナス依存度をチェック>

【STEP1】ボーナス支出の内容を書き出す

住宅ローンの返済、税金、年払いの保険料、家電製品の購入費用、旅費、子どもの学費など、過去の実績からボーナス支出の項目と金額を書き出す。

【STEP2】ボーナスが通常通り出た場合と、カットされた場合の支出を見積もる

STEP1の合計額を基に、ボーナスが通常通り出たときと、半減されたときの収支を見積もる。「マイナスが大きい人ほど、依存度が高い証拠です」(深田さん)。

【STEP3】ボーナス依存の支出に「○」「△」「×」を付けて見直す

「○」はコロナ禍にかかわらず確実に出る支出。「△」はコロナ禍の収束時期により、発生しないかもしれない支出。「×」はボーナスダウンにより今回は見合わせる支出。実際に書いてみると、本当に必要な支出かが分かる。

【2】お金の流れをシンプルにする

<使う口座は3つに整理しお金の出入りをスッキリさせる>

生活費などの引き落とし口座が複数あり、手動で移すなどの手間があると、家計管理が複雑に。「用途に合わせて、3つの口座に絞ると管理しやすい。投資をしている人は、プラス証券口座を。お金の流れをシンプルにし、口座と出入金の管理ができる人ほど、お金もたまります」(深田さん)。

<口座分けの基本のキ>

【メイン口座】

給与が振り込まれ、家賃や光熱費の引き落とし、食費など、使うお金を入れておく口座。ATMやネットバンキング手数料の優遇のある銀行が便利。

【サブ口座】

毎月ではないけれど、たまに発生する支出用のお金を置いておく口座。メインと同じ銀行で貯蓄預金口座を作ると、「振替」で簡単に資金移動ができる。

【貯蓄用口座】

メイン口座と同じ銀行で、自動積立定期預金を申し込もう。毎月一定額を自動的に貯蓄用口座に振り替えてくれるため、確実にお金がたまる。勤務先の財形貯蓄を利用しても。

キャッシュレス決済も数を絞る!

<クレジットカード(クレカ)は2枚、スマホ決済サービスは1つ>

ポイントキャンペーンや割引など、使うと便利でお得なキャッシュレス決済だが、複数あるといくら使ったかが見えづらい。「クレカは2枚、スマホ決済サービスは1つに絞るのがおすすめです」(深田さん)。

【3】生活防衛費をためる

<いざというときのために使える現金を。200万円あると安心>

コロナに限らず、会社の倒産や病気などで収入が減ることは、これからも想定できること。いざというときの、生活防衛費はしっかりためておきたい。「基本は、手取り月収の6カ月分が目安」(山崎さん)。「心配なら、シングルは200万円、ファミリー世帯は300万円くらいあると安心です」(深田さん)。

いざというときの生活予防術費の目安に…

○手取り月収×6カ月

○心配な人は200万円を目安に!

●お金のため方の超基本はほったらかしで「たまる」仕組みづくり

確実に貯蓄するなら、「余ったらためる」はNG。「給料日に給与天引きや自動引き落としなどで、自動的にたまる仕組みづくりを」(深田さん)。「無理のない金額設定が大切」(山崎さん)。

こんな方法がおすすめ

残しだめはNG 給料日に自動でたまるのが理想

【財形貯蓄】

会社を通じて給与天引きでためられる制度。勤務先で制度の有無を確認。

【自動積立定期預金】

銀行口座から自動的、かつ定期的にお金を積み立ててくれる定期預金商品。

自由に使えるお金はいくら?

(1)毎月の貯蓄

下記の毎月の貯蓄額目安を参考に無理のない額を設定。

(2)毎月の生活費(生活に必要なお金)

住居費、食費、水道・光熱費、通信費、保険料など、生活全般にかかる支出。

(3)毎月の小遣い(自由に使っていいお金)

手取り月収から、「貯蓄」と「生活費」の2つを差し引いた額。

少額からスタートできる投資にトライ


<つみたてNISAでコツコツ、投信積み立てを始めよう>

超低金利で、銀行口座ではほとんどお金が増えないからこそ、投資も検討したい。「初心者におすすめなのは、つみたてNISAを使った、投資信託の積み立て。長期で運用すれば、預金よりお金を増やせます」(山崎さん)。

●投資信託って何?

個人(投資家)から集めたお金を、運用の専門家が代わりに運用し、利益を還元してくれる仕組みの金融商品。毎月など一定頻度で積み立て投資する場合、1回100円から投資できる証券会社もあり、個別株に比べると手軽に投資ができる。


●お得な制度を活用しよう

【つみたてNISA】年間40万円まで最長20年間積み立て可能
投資で出た利益にかかる約2割の税金が非課税になる制度。年間40万円まで20年間、非課税で運用できる。期間の途中で売却・出金も可能。少額ずつ長期投資したい人向け。

【iDeCo】長期的にコツコツ老後資金をためるのにOK
積み立てた掛け金が所得控除の対象になり、利益も非課税だが、60歳まで出金不可のため、老後資金づくり目的の人に向く。掛け金の上限額は働き方などで異なる。

この人たちに聞きました

深田晶恵さん
ファイナンシャルプランナー。外資系電機メーカーに8年間勤務後、FPに転身。「生活設計塾クルー」を立ち上げ、個人カウンセリングやメディアを通じた情報発信を行う。近著は『日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)。
山崎俊輔さん
フィナンシャル・ウィズダム代表。企業年金研究所、FP総研を経て独立。日経新聞電子版ほか、多数の連載を抱え、分かりやすく読みやすいお金のコラムが人気。近著は『マネーハック大全』(フォレスト出版)。

(取材・文 小沢美奈子)

[日経ウーマン 2021年1月号の記事を再構成]

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