変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

生理痛やPMS(月経前症候群)がひどいとき、どうしていますか? 痛み止めを飲む、ピルを飲む、などありますが、結局対症療法です。女性の体について調べている団体・ラブテリトーキョー&ニューヨーク代表の細川モモさんは、「生理について正しい知識がないと、自分の体を守ることができない」として、新刊『生理で知っておくべきこと』(日経BP)をまとめました。「これは病気かもしれないから病院に行こう」と判断ができるようになるための正しい知識を詰め込んだ一冊に込めた思いを細川さんに語ってもらいました。

◇   ◇   ◇

知識があれば、自分の体を守ることができる

みなさんこんにちは。「ラブテリトーキョー&ニューヨーク」という団体を主宰している、細川モモと申します。私たちの団体では、女性の健康をサポートしたり、現代女性の体の状態について研究を行ったりしています。

私たちが力を入れて調べていることのひとつに、「生理」「PMS」があります。これまで6年かけて、約2万人の女性に調査を行ってきました。その調査内容と、婦人科医に取材をしてまとめたのが、『生理で知っておくべきこと』です。

「これって病院に行ったほうがいいの?」ということが、生理ではよくありますね。「生理痛やPMSなのか、それとも病気の痛みなのか」「いつもより早く・遅く生理がきた」「量が少ない・多い気がする」など、毎月くるものだからこその悩みは尽きません。

また、せっかく病院に行っても、「特に問題はありません」という診断を受けたこともあるでしょう。

こうやって、病院に行くハードルが高くなっていくのもわかります。もちろん、生理痛の影に本当に病気が隠れている場合もあります。本書、『生理で知っておくべきこと』に詳しく書いていますが、この本の目標は、病院に行かない理由が「わからないから」「忙しいから」ではなく、きちんとした知識により、自分で「これは大丈夫」「これは病院に行ったほうがいい」と判断ができるようになることです。正しい知識を身につけ、判断できる力を持てるようになりましょう。

知識がないことが原因で、病気になる人や妊娠を希望したにも関わらずかなわない人を、増やしたくないと思っています。

また、「仕事を頑張ったから健康が犠牲になっている」という女性も多いです。しかし、せっかく仕事を頑張ってきたのに、頑張ってきた自分を否定するのは悲しいことです。

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック