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7色で魅せる新iMac CPU性能8割向上、驚異のコスパ

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NIKKEI STYLE

デスクトップパソコンの人気は年々下落傾向で、すでにパソコンの全体に占める割合は2~3割といわれている。これは企業向けやゲーミングPCを含んだデータなので、一般的な家庭向きのパソコンはさらに数を減らしていることだろう。いわゆる一体型デスクトップもまったく元気がなく、目新しい機種はほとんど登場しなくなった。

そんな状況だが、Apple(アップル)は驚異的としか言いようがないコストパフォーマンスを誇るディスプレー一体型の新型デスクトップパソコン「iMac」を投入してきたので、くわしくレビューしていこう。目を奪われるカラフルなボディーはアルミニウム製だ。それだけでもコストがかかるうえに、本体カラーは7色も用意している。

さらに、キーボードやマウス、トラックパッド、各種ケーブルなども本体と同じカラーにそろえているのだ! なんというこだわりか。

1機種の色違いを7種類も用意すると、製造や物流、在庫のコストは膨大になり、普通のメーカーなら「見合わないから無理だ」というジャッジを下すだろう。おそらく3~4色でも売り上げはそう変わらないと予測する。コスト増を考えると、7色は4色にくらべて利益が減る可能性さえある。

だが、そこはお構いなしに、ユーザーの目を奪う、よりカジュアルでおしゃれに使えるiMacを提案してきた。これぞ、Appleのスゴさである。

非常に軽く置き場所を取らない

新生iMacは、24インチという大画面ながら、厚さは11.5ミリしかない。見た目にも非常にスリムでスタイリッシュで、もちろん置き場所を取らない。ディスプレー単体とまったく変わらないサイズ感である。いや、ほとんどのディスプレーよりもスリムなデザインである。

さらに、重量は4.46~4.48キロと非常に軽いので、家や会社の中で移動するのも簡単だ。テレワークでもノートパソコンより、広い画面を快適に使える。

この板のように薄いディスプレーの中に、パソコンの本体部分が内蔵されている。これを実現したのが、自社開発した「M1チップ」である。iPad Proと同じ心臓部なので当然こんなサイズに収まってしまうわけだ。

性能はタブレットのiPad Proとほぼ一緒なのだが、心配は不要だ。パフォーマンスは素晴らしいの一言で、21.5インチの前モデルに比べてCPU性能は85%アップし、グラフィックスは2倍高速になったという。超高精細な8K動画の編集さえこなせるのだから、見た目からは想像がつかない性能だ。逆に言うなら、前モデルはデスクトップなのにもかかわらず、iPadより性能が劣っていたわけだ。

美しいディスプレーが「美しく見える」秘密

ディスプレーは、24インチと使い勝手の良いサイズで、非常に美しい。解像度はなんと4.5Kなのだ。一般的な23~24インチディスプレーの解像度は高くても4Kなので、それを上回っている。画像は緻密で、色域が広く10億色に対応するとしている。さらにすごいのが、ディスプレーの輝度が500カンデラ/平方メートルと非常に明るいことだ。こちらも普通のディスプレーなら250~350カンデラ/平方メートル程度だ。

実物を子細にチェックすると、コーティングの素晴らしさにも目を見張る。いわゆる光沢タイプながら表面に反射防止のコーティングが施されているのだ。電灯などの映り込みがほとんど気にならず、美しい画像が見られる。ディスプレーを単体で評価しても、最上クラスの美しさだと断言できる。

なお、外観ではまったく目立たないスピーカーも6つ搭載しており、非常に音も良い。映画やドラマを見たいユーザーにもお薦めだ。

価格は間違いなくバーゲンだ

本体がこれだけスリムだと拡張性が気になるが、コネクターはUSB-C端子のみとなる。下位モデルは最新のデータ転送規格「Thunderbolt 4」端子が2つ。上位機はさらにUSB 3端子が2つで合計4基を搭載する。この端子で、ディスプレーへの接続や外付けSSDなどにも対応する。必要ならハブやアダプターを利用すれば周辺機器の接続に困ることはないだろう。

有線LAN端子は前述のようにACアダプターに付いている(下位モデルはオプション)。また、ヘッドホンジャックも搭載している。

気になる価格は、下位モデルが15万4800円と間違いなくバーゲンプライスだ。税込みだと考えると、非常に安い。ただし、下位モデルは4色しか選べず、ストレージは256GB(ギガバイト、ギガは10億)にとどまる。7色が選択できるのは中位モデル以上。上位モデルはストレージが512GBの場合、19万9800円となる。

CPUは全モデル共通でGPU(画像処理半導体)のコア数だけが7コアか8コアとなる。動画や写真を編集しないなら、下位モデルでも十分だろう。だが動画や写真の数が多いと、カスタマイズしないとストレージが足りないだろう。ただし、本体のストレージ容量を増やすと価格が一気に跳ね上がるので、外付けのストレージを使うのも一考だ。

店頭に出向く機会を作るのが難しいかと思うが、実物を見るとその完成度に驚くとともに、価格の安さが実感できるはずだ。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は150点以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

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