インプレッサスポーツ最上級モデル 絶妙なアナログ感

2021/6/20
スバル・インプレッサスポーツSTI Sport(4WD/CVT)
スバル・インプレッサスポーツSTI Sport(4WD/CVT)
webCG

「スバル・インプレッサスポーツ」に新たな最上級グレードとなる「STI Sport」が追加された。車名とグレード名の双方に“スポーツ”と付くマニア待望のSTIチューニングモデルは、一体どんな走りをみせてくれるのだろうか。

スバルならではの魅力

2020年秋から2リッターのインプレッサスポーツにもSTI Sportが加わっている。同時にマイルドハイブリッドの「e-BOXER」も出た。現行の5代目に変わってまる4年目の「商品力強化」である。

STI Sportのエンジンは従来の2リッター系と同じだが、今回はFFもラインナップされ、シリーズ最上級モデルとして足まわりを中心にSTI Sport化を施したとされる。

試乗したのは292万6000円のAWDモデル。FFより22万円高い。といっても、2リッターの四駆が300万円以下で買える。しかも最廉価モデルの1.6リッターFF(200万2000円)から「アイサイト」はもれなく付いてくる。スバルの武器はコスパだなとあらためて思う。

コリン・マクレーのインプレッサがWRCで暴れ回っていた90年代後半、南ドイツのアルゴイ地方を訪ねたら、異様にスバル密度が高かった。アルプスの麓で冬場、降雪量が多い。インプレッサや「レガシィ」や「ジャスティ」(スバル製の)、なんと初代「アルシオーネ」も走っていた。なぜ? アウディのクワトロがあるのに。これが11台目のスバルだというレガシィ セダンのオーナーに聞いたら、当時の換算で「A4」より150万円安いからだと言っていた。9割近くが海外で売れるスバルの人気に、「リーズナブルな四駆」が大きく貢献してきたのは間違いない。

スバルと同社のモータースポーツを統括するスバルテクニカインターナショナルが共同開発した「STI Sport」。現行モデルでは新型「レヴォーグ」にも設定されている。
フロントグリルはブラック加飾によってよりスポーティーな印象に。フォグランプベゼルにはカーボン調の加飾が施される。
シャークフィンタイプのルーフアンテナとブラック塗装のルーフスポイラーも「STI Sport」専用だ。
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