土いじり、楽しくてしょうがない(イラストはイメージ=PIXTA)

都会の生活では、自分の中の野生を自覚する機会はなかなかない。便利で清潔で秩序的。科学は発達したし、文化の成熟した社会では、野生の本能なんて自覚しない方が無難なのだろうから。ただ、生きづらさを抱えている人も普通にいる。私もその一人だからちょっと言ってみますが、生きづらさは変わらなくても、自分の中の野生を自覚できることで開放感は増やせます。だって土いじりは、地球との対話という壮大な行為なのですから。

土いじりが野生の本能なら、そこに作物を植えて管理するという行為は、進化した人類の証しと言えるかもしれない。それまでの不安定な狩猟採集生活から、農耕生活ができるようになった人類は、土を見たら食べ物と思えっていうくらいに、農作業に励んだのではないだろうか。

作物が大きくなっていく様子を見るのは、ほんとうに楽しいから。

この時期、野菜は葉物も生り物も伸びに勢いがついて、見ていて楽しくてしょうがない。だから一日何回も見に行ってしまう。テーブルで仕事をしながら、つい見とれてしまう。トイレに行くのにもベランダに寄ってから行く。もうキリがない。

作業も増えてきた。今朝はトマトの芽かきをした後、水やりをした。土が少し流れたので足しておく。真ん中に乗せて、手で力が入り過ぎないように気をつけながら押さえる。一言二言話しかけながら。

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