山中湖サイクリングロードでは、こんな美しい富士山が見られることも(画像提供・山梨県)

ついでの楽しみのサイクリングも

温泉やフルーツ狩りなどのついでにサイクリングも楽しめるのが、「サイクル王国やまなし」を目指す山梨県だ。「やまなしスポーツツーリズム 富士の国やまなしを全力で走る+」と題したホームページには、初心者から上級者まで楽しめる8つのサイクリングコースを紹介している。

雄大な富士山の絶景を楽しみながら山中湖や河口湖畔を回るコースには、自転車走行用のブルーラインが整備されており、走りやすい。

JR中央本線の石和温泉駅(山梨県笛吹市)構内の観光案内所では無料でレンタサイクルを利用できる。放置自転車を修理して、無料で貸し出しているものだ。3台のみで予約不可だが、空いていれば保証金1000円(返却時に返金)で午後4時まで利用できる。

電動アシストサイクルなら3時間まで1,000円(超過1時間ごと500円)で、石和源泉足湯ひろばと併せて計5台用意されている。七福神のお寺巡りやワイン醸造所などローカルな町巡りに自転車で出かけてみるのも手だ。

またJR中央本線韮崎駅(山梨県韮崎市)の観光案内所では普通自転車が200円、電動アシストサイクルが600円で借りられる(いずれも保証金が必要)。桜の季節には樹齢300年の1本桜で有名なわに塚の桜や、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山梨県出身の大村智博士のコレクションが集まった韮崎大村美術館を自転車で一走りして見に行くこともできそう。

一方、JR中央本線・山梨市駅すぐの街の駅やまなし(山梨地域交流センター)では、市内散策や施設見学用に普通自転車100円、電動アシストサイクル520円(それぞれに保証金が必要、1カ月前から予約可能)で利用できる。電動アシストサイクルは、甲府市内では駅周辺のホテル4カ所で、甲州市内ではサイクルステーションで貸し出している(有料)。いずれもレンタサイクルショップのように種類や台数が豊富なわけではないが、温泉などに来たついでに、ちょっと足を延ばして地元を満喫するには便利な足である。

小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスに。東京と米国・ポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。