体験デザイン
デザイナーは、自分のアイデアをプレゼンする際に、単にプレゼンテーションをつくるだけではなく、様々なメディアを使った体験の可能性を考えることが得意です。アイデアを表現するために、パワーポイントのプレゼンテーションだけではなく、ポスターやビデオ、プロトタイプで表現することがあります。他にも、インパクトを感じてもらうために、即興の劇、ゲームや等身大のモックアップを作るなど、様々な表現の仕方があります。その内容に合わせて、どんな表現の方法がいいかを選択するのです。
デザインファームIDEOがコンサルティングに入る際には、コミュニケーションデザイナーがチームに入って活動をします。プロジェクトの最終プレゼンテーションに向けて、どういうフォーマットでどんなメッセージを伝えるかだけを専門に考える職種です。
あるコミュニケーションデザイナーの方は、「パワーポイントのプレゼンテーションなんて当たり前すぎて面白くない。聞き手が腹落ちするためには、どういう表現の仕方がよいかをゼロベースで考えます」とおっしゃっていました。
THINKING
アイデアを最もよく伝えるために、資料以外の、どんな体験で伝えることができるだろう?
アイデアを最もよく伝えるために、資料以外の、どんな体験で伝えることができるだろう?
佐宗邦威
BIOTOPE代表/チーフ・ストラテジテック・デザイナー
大学院大学至善館准教授/多摩美術大学特任准教授
東京大学法学部卒業、イリノイ工科大学デザイン研究科(Master of Design Methods)修了。P&G、ソニーをへて、戦略デザインファーム「BIOTOPE」を起業。BtoC消費財のブランドデザインやハイテクR&Dのコンセプトデザイン、サービスデザインプロジェクトが得意領域。著書に『直感と論理をつなぐ思考法』『ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION』など。

大学院大学至善館准教授/多摩美術大学特任准教授
東京大学法学部卒業、イリノイ工科大学デザイン研究科(Master of Design Methods)修了。P&G、ソニーをへて、戦略デザインファーム「BIOTOPE」を起業。BtoC消費財のブランドデザインやハイテクR&Dのコンセプトデザイン、サービスデザインプロジェクトが得意領域。著書に『直感と論理をつなぐ思考法』『ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION』など。