刺し身こんにゃくは作れるか?

包丁でカットするときに滑って切りにくいのがこんにゃくです。弾力があるので、包丁に力を入れると、弾力に押されてきれいにスパッと切れないことも多いのではないでしょうか。なかなかのくせ者を刺し身として食べると想定し、検証しました。使用したのは一般的な板こんにゃくです。

※厚さが調節できるものは約1ミリメートル、または1.5ミリメートルに設定。

◆ベルナーV5

さすがに無理では? と想像していたのですが、ベルナーV5だと薄くきれいにスパッと切れました。V字刃は頼もしいですね。

手の力はほとんど要りません
予想以上の薄さに驚きました。刺し身こんにゃくも、しゃぶしゃぶこんにゃくも問題なくできます

◆万能野菜調理器ベンリナー

プロ仕様の刃を備えるベンリナーですが、こんにゃくは苦手のようです。ちぎれてしまい、断面も少しでこぼこ。大きさもまばらになりました。

刃に通すときに少し抵抗がありました
こんにゃくがこんな状態に。途中でちぎれました
美しい形にはなりませんでした

◆アジャスタブルスライサー

健闘したのが、アジャスタブルスライサー。水気が少ないぶん、刃に通りやすかったようです。きれいに大きさも均一にできました。

スッスッと切れていくのが気持ちよかったです
大きさが均一で美しい仕上がりに

◆夢ゲンスライサー

夢ゲンスライサーの凹凸刃が活躍しました。刃に引っ掛かるので滑りにくく、しっかりこんにゃくを切ることができました。つるつるした食材に力を発揮するのが凹凸刃ですね。

スムーズに切れてびっくり。超極薄0.5ミリメートルのこんにゃくが出来上がりました
断面もきれいで大きさも均一

◆スーパーキャベツスライサー

夢ゲンスライサーとは反対に、全くダメだったのがスーパーキャベツスライサー。波刃は滑りやすい食材に適さないようです。

滑ってしまい、うまく刃に通りませんでした
きれいにスライスできず

検証の結果、アジャスタブルスライサーとベンリナーは完全な平刃なので滑りやすい食材をしっかりとキャッチすることができず、断面もでこぼこになってしまいました。どちらもちぎれたような形に。一方、今回大健闘したのが、ベルナーV5と夢ゲンスライサーです。どちらも力をあまり入れずにサクッと切れたのが驚きです。

1位 ベルナーV5

2位 夢ゲンスライサー

3位 アジャスタブルスライサー

4位 万能野菜調理器ベンリナー

5位 スーパーキャベツスライサー

左から、ベルナーV5、夢ゲンスライサー、アジャスタブルスライサー、ベンリナー、スーパーキャベツスライサー

番外編

ベルナーV5はどんな食材もスパッと切れるのでしょうか。絹豆腐で試してみたら、湯葉のような薄い豆腐が完成。

歴史あるドイツのメーカーの技術は秀逸
表面もつやつや

スライサーは、刃の形状、幅、厚み調節の有無で、得意な食材と苦手な食材が分かれることが判明しました。刃が鋭くて切れ味が良くても、幅が狭いとスパッと切ることができずに詰まってしまう。また切れ味はそれほど鋭くなくても、ギザギザや凹凸、波状の形状になっていることで、平刃が苦手とする食材がサクッと切れる。よく使いそうな食材を頭に浮かべながらスライサーを選ぶと失敗しにくいと思います。参考にしてくださいね。(談)

(文 広瀬敬代、写真 菊池くらげ)

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