アマゾン「マーケットプレイス」も注意

アマゾンでも、アマゾン以外が販売している「マーケットプレイス」では、詐欺や詐欺まがいのトラブルに注意したい。見分けるポイントは出荷元だ。出荷元がアマゾンなら安心して購入してよい(図6)。アマゾン以外の場合は、店舗の住所や評価などを見て判断する(図7)。なお、アマゾンには「マーケットプレイス保証」という制度があり、きちんと商品が届かなかった場合はアマゾンに返金を申請できる(図8)。

図6 アマゾンでは販売元のほかに出荷元を必ず確認する。出荷元がアマゾンならアマゾンの倉庫にある在庫から出荷され、個人情報も販売店には伝わらないので安心。返品もアマゾンのルールが適用されやすい
図7 販売元も出荷元もアマゾンでない場合、店舗に個人情報が伝わってそこから出荷される。販売元のリンクを押して住所を確認。出品者が海外の住所だった場合は注意しよう。評価なども確認して判断する
図8 商品が届かない、偽物が届いたなどのトラブルが発生したら、到着予定日から90日以内、または到着から30日以内なら「マーケットプレイス保証」で返金申請が可能だ。注文履歴の「注文に関する問題」から申請する。ただし、返金されない場合もある

補償を受けたいなら早期発見 プリペイドカードも対抗策

カードの不正利用を防ぐには、こまめに利用履歴を確認する(図9)。不正利用(申請から60日前までのもの)が認められれば、カード会社が補償する仕組みがあるためだ(図10)。

図9 各カード会社のウェブ明細などで常に利用履歴を確認しておく。不正利用とおぼしき明細があったらすぐにカード会社に連絡。不審な利用があった場合、カード会社から連絡が来ることもある
図10 身に覚えのない請求から60日後までに申請し、状況調査を経て不正利用が認められた場合は全額補償される。どのカード会社もたいてい60日だが、念のため会員サイトで補償について確認しておこう

このほか、ネット通販専用にプリペイド式のクレジットカードを用意したり、海外通販に対しても補償がある送金システム「ペイパル」を利用する手もある(図11図12)。

図11 「Vプリカ」はライフカードが発行するプリペイド式のクレジットカードで、VISA対応の通販サイトで利用可能。カードの実物はなくカード番号だけという、ネット決済専用の仮想的なカードだ。会員登録をしたうえで、コンビニなどで購入した発行コードでチャージする。不正利用されてもカード残高以上の被害はなく、カードの名義人はニックネームでもかまわない
図12 「ペイパル」は販売サイトでクレジットカードの代わりに送金できる仕組み。海外では主流だが国内にも対応サイトがある(左)。支払い方法はクレジットカードやコンビニ払いなどになるが、被害に遭った際の補償制度がある。VISA対応なので支払い方法を図11のVプリカにしておけばさらに安心だ。右のサイトで「ペイパルとは(個人)」を選んで会員登録する

(ライター 田代祥吾)

[日経PC21 2021年6月号掲載記事を再構成]

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