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脂の甘さ肉のきめ細かさが魅力のとんかつ 東京・中野

2021/5/17
定番メニュー「上ロースかつ」
定番メニュー「上ロースかつ」

最新ポップカルチャーの発信拠点として、また、安くておいしい庶民派飲食店が軒を連ねるグルメエリアとして知られている中野。

居酒屋、ラーメン店、すし店、カレー店と、あらゆるジャンルの店がそろう中で、なぜか専門店が少なかったのが、「とんかつ」だった。

その中野に2018年12月にオープンし、大人気店となっているのが「豚肉料理専門店 とんかつのり」だ。

Summary
1.美味を追求した「林SPFポーク」を使用
2.巧みな火入れによって、肉のおいしさを最大に引き出す
3.ジューシーなメンチかつやしゃぶしゃぶも一食の価値あり

JR中野駅の北口から狸小路を歩くこと5分。ラーメン店、居酒屋が多い通りで目を引くしゃれた外観と、「とんかつ」の文字を豚の姿にデザイン化した看板が目印。

コンクリート打ちっぱなしのスタイリッシュな空間は、とんかつ店というよりもカフェのよう。おひとり様が気楽に食べられるカウンター席も完備している。

代表の岡野康平さんが手にしているのは、同店で使用している「林SPFポーク」。以前荻窪で営んでいた居酒屋でたまたま人にすすめられて「林SPFポーク」を使用したところ、そのおいしさが大好評だったため、専門店を作りたいと考えたという。

「中野はこれだけ飲食店が多いのに、なぜかとんかつ店が少ないので、喜ばれるのではないか」(岡野さん)との思いもあったという。

「林SPFポーク」は脂身が特においしい

「この脂身のところが甘くておいしいんですよ。ここをぜひ撮ってください」と岡野さん。雪のように輝く脂身がたっぷり乗ったブロック肉は、見ただけでもおいしそうだ。

そもそも「SPF」とは、Specific(特定の) Pathogen(病原体) Free(無い)の略で、特定の5種類の病原体(菌)を持っていないという意味。

「SPF豚」は、「日本SPF豚協会」が定めた基準に基づいて、徹底した飼育コントロールのもとでていねいに育てられた豚で、穀物中心の飼料で飼育するため、臭みがなく軟らかい肉質を誇る。

林SPFポークは、千葉県内の志ある生産者たちが、専用飼料を作る配合飼料メーカーと共に作り上げてきた千葉県産ブランド豚肉。40年以上も同じ飼料メーカーと手を組んで研究と改良を重ねた結果、赤身部分の軟らかさと香り高さ、脂身部分の軽さと甘さを併せ持つ「究極の豚肉」として誕生したのだ。

おいしさを最大限引き出すコツは巧みな火入れだ。

SPFポークは無菌ではないため生では食べられない。つまり、完全に火が通りきった絶妙な揚げ加減が必要なのだ。

揚げ油は、綿実油(めんじつゆ:ワタの種子を原料としたサラダ油)にラードを加えたものを使用する。

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