ビジュアル解説 感染詐欺、怪しいボタン押した末路Win10&スマホ 鉄壁セキュリティー:ウェブ編

日経PC21

2021/5/27
警告を真に受けて安易にボタンを押してはいけない(写真はイメージ=PIXTA)

ネットサーフィン中に突然、「ウイルスに感染しています」とおどろおどろしい警告。リンクをクリックするとショッピングサイトが開き、そこで有料のウイルス対策ソフトを購入した。これはうその警告で不安をあおり、有料ソフトを購入させる「感染詐欺」の手口だ。ここでは最新の傾向と対策をビジュアルで解説する。

【記事本編はこちら】感染詐欺の最新手口 怪しいボタン押す前、ここを確認

デスクトップ画面に偽通知、有料ソフト販売へ

図1 ネットサーフィン中にとあるサイトで「ウイルスに感染している」と注意喚起が出たので、慌ててボタンをクリック。有料のウイルス対策ソフトの販売ページが開いたので、そこでソフトを購入してインストールした……。これは偽のウイルス感染警告を表示して偽ソフトなどを購入させる詐欺の手口だ
図2 デスクトップ画面に「ウイルスに感染しています」などと通知を出す手口が最近は増加中。通知をクリックさせて偽ソフトなどを販売する悪質サイトに誘導するというものだ(1~3)。通知をクリックしたら賞品が当選したと偽り、手続きをしても賞品が届かず、有料サービスに登録させられる手口もある(下)。画像は情報処理推進機構(IPA)の提供
図3 デスクトップ画面に表示される通知にはさまざまなパターンがあり、ウィンドウズからの警告だと偽るケースもある。信じてクリックしてしまうと、図2のような詐欺サイトが開いてしまう。画像は情報処理推進機構(IPA)の提供

感染詐欺の最新手口 ブラウザーの通知機能を悪用

図4 ウェブブラウザーはサイトの新着情報などを受信して、デスクトップ画面で通知する仕組みを備えている。通知を送るサイトはユーザー自身が許可したものだ。悪質なサイトを開き、誤って通知を許可してしまうと図3のようなインチキ通知が出る。画像は情報処理推進機構(IPA)の提供
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通知を出さない設定方法