日経PC21

2021/5/26

メール本文の言い回しや誤字脱字にも目を配ろう

図12 メール本文のリンクにポインターを合わせると、実際に開かれるサイトのURLがポップアップ表示される(1)(2)。そのドメインが正規と違っていたら詐欺サイトの疑いがある。画像や文字列がリンクになっている場合もポップアップを見て判断するとよい(下)
図13 海外からの詐欺メールは、本文に不自然な言い回しがあったり誤字脱字が多いことがあるのでよく確認する

詐欺メールの判別ではネット検索も有効

図14 本文で少しでも怪しいと感じたら、メールに書かれた住所や電話番号などをコピーして(1)、ネット検索するとよい。検索結果で詐欺メールの情報が見つかったら(2)、それを開いて詳しい情報を見てみる
図15 銀行などの正規サイトでは、詐欺への注意喚起が掲載されていることが多い。被害が多い時節はトップページにリンクがある。詐欺らしきメールを受信したら、まずは正規サイトの注意喚起を探してみよう

HTMLメールの画像表示に注意

図16 アウトルックで受信したメールで画像がブロックされていた場合、「画像をダウンロードするには…」から表示できるが、不審なメールでは絶対にNG(上)。この画像は詐欺サイトからダウンロードされる。詐欺サイトに画像をリクエストすることで、メールを開封したことが相手にバレてしまう(1)(2)。画像で相手の存在を確認する仕組みを「ウェブビーコン」と呼ぶ
図17 フィッシング詐欺に遭いクレジットカードが盗まれて不正利用されたことに気付いたら、すぐにカードを停止・再発行し、補償サービスによる返金を申し込む。カード会社によって遡れる期間が異なるので、気付いたらすぐに連絡する

【記事本編はこちら】だまされるな! 巧妙化する詐欺メールを見破る鍵は

(ライター 石坂勇三)

[日経PC21 2021年6月号掲載記事を再構成]