味な調理家電10選 焼き肉やトースト、鬼おろしまで

「おうち時間」の増加で自炊する機会が増えた。使って楽しい調理家電は食卓をなごませる。ユニークな調理家電を専門家が厳選した。

■1位 アビエン マジックグリル 640ポイント
(J―FUN) 薄く軽量化、手入れ楽々

おうち時間が増える中、ホットプレートを購入する人が増えた。調理の幅は広がるが、棚から引っ張り出すのも一苦労。洗浄も手間取るためか、使わなくなる人も多い。1位に選ばれたJ-FUNのグリルは、プレートの厚さを3ミリメートルに抑え、本体の重さも約2.5キログラムと軽量化に成功した。

薄さを可能にしているのが、フィルム状のヒーター。棒状の熱源とは異なり、鉄板の中にヒーターを内蔵できる。隙間を抑えながらプレートに熱源を敷き詰められるので、焼きむらもできない。藤山哲人さんは「フィルムヒーターを使うことで、ホットプレートに革新をもたらした」と評価する。

プレートの表面はフッ素樹脂で加工し、特殊なフィルムでコーティングすることで水をはじく。油を使わなくても肉や魚を調理でき、煙も立ちにくい。

プレートに台座をはめ込む形で装着でき、取り外し楽々。プレートはシンクの中で洗い、まな板と同様に立てて乾かす。「手入れの簡単さ、収納のしやすさもポイントが高い」(奥家慎二さん)。コンパクトにまとめられるので、ポータブル電源などがあれば、リュックなどに入れて屋外に持ち運べる。ソロキャンプなどで活用できる。豪快なホットプレートのイメージを覆すデザイン性も評価を集めた。

(1)幅約40×奥行き30×高さ約8センチメートル、重さ約2.5キログラム(2)消費電力770ワット(3)1万9800円

■2位 三菱ブレッドオーブン 620ポイント
(三菱電機) 水分・香り逃さず

通常のトースターで食パンを焼くと焦げた匂いがつき、耳は固く食べづらい……。そんな悩みを解決し、食パンを「焼きたて」の状態に復元しようと開発された。1枚ずつ密閉して焼き、パンの水分や香りを逃さず調理する。

「極限までおいしく焼こうとするコンセプトが秀逸」(宇野大輔さん)。長年炊飯器を製造してきた三菱電機のノウハウを結集し、水分の抜け具合を半分以下に、香りを従来品の3倍以上に引き立てた。「5枚切り」などパンの厚さに応じた焼き方があり、焼き色も「薄め」「濃いめ」など好みに合わせて選べる。

「具材を載せたトッピングトーストや、フレンチトーストなどもおいしく仕上がるため、高級生食パンなどをよく食べる人には断然おすすめ」(安蔵靖志さん)。コンパクトで温かみのあるデザインはテーブルの上に置いて使うのにもってこいだ。

(1)27×約22×14センチメートル、約3.1キログラム(2)930ワット(3)3万3000円(市場想定)

■3位 レコルト ソイ&スープブレンダー 460ポイント
(ウィナーズ) 効率よく栄養摂取

スイッチ一つで乾燥した大豆から自家製の豆乳を作るブレンダー。仕事などで忙しい人には、うれしい「ほったらかし家電」の一つだ。

大豆以外の食材を加えれば「別に鍋などを用意することなくおいしいスープ朝食も楽しめる」(奥家さん)。タンパク質をはじめとした栄養を効率よく摂取できる。

台所用の中性洗剤を入れると、自動で中を洗浄。「ジューサーやブレンダーはメンテナンスが面倒なため使われなくなるケースが多いが、クリーンモードまで用意されていて手間いらず」(阿部淳平さん)

コロナ下では食品を買い置きする機会も増えている。「おからや残り野菜も利用でき、フードロスを防げる」(神原サリーさん)と、エコな面も評価を集めた。

(1)約14×約10×22センチメートル、約990グラム(2)最大230ワット(3)1万1000円

■4位 電動昇降グリル鍋 430ポイント
(サンコー) 鍋の具材、残さず最後まで

鍋の中のザルが上下に動き、スープの中に隠れていた具材が見える。豆乳系など「不透明なスープでは具材が沈むと取りにくい。具だけザルで上げられるので残さず食べられる」(石井和美さん)。具材のセットも簡単。

調理の幅は無限大。ザルを上にあげたまま野菜をセットして蒸し野菜を作れるほか、「麺をゆでた後上昇させるなど、鍋以外でも活躍できそう」(コヤマタカヒロさん)。

続々新製品を出すサンコーは営業から総務まで全社員から「面白くて役に立つ商品作りを」(同社)とアイデアを募っているという。

(1)26×29×23センチメートル、約2.2キログラム(2)600ワット(3)7980円

■5位 鬼おろしができるフードプロセッサー 350ポイント
(仲佐) 歯応え抜群、瞬時に

粗めに削りダイコン本来の甘みや食感を引き立てる調理器具、「鬼おろし」の機能を搭載した。「鬼おろしは力が必要なうえに怪我の恐れもあるが、本製品は安全性が保てる」(藤山さん)

回転刃で大根を潰しながら削る独自の技術により、1回におろす時間は5秒。短時間なので「機械の熱が大根に伝わらずにすむ」(製造元の仲佐)。

石井さんによると焼き魚以外にも、そばや鍋にも活用できるほか、大量に作って動物などの形に成型する「大根おろしアートも楽しめる」という。

(1)約11×約12×26センチメートル、約700グラム(2)65ワット(3)4480円

メールマガジン登録
大人のレストランガイド