開襟シャツとセットで夏らしく ネーティブ調小物もポイント

――2組目はインディゴのデニムパンツと、半袖の開襟シャツを組み合わせたコーディネートです。

「半袖の開襟シャツというオーセンティックなアイテムを現代的に取り入れてみました。ボトムスは英国のSTUDIO NICHOLSON(スタジオニコルソン)が手がけたデニムで、太めのストレートシルエットや、光沢のある生地がドレッシーな印象です」

シャツ 2万7500円 (インディビジュアライズド シャツ)、パンツ 4万9500円(スタジオニコルソン)、シューズ 5万7200円(ユッタ ニューマン)、ブレスレット20万3500円(ジルプラットナー)、ネックレス(私物)

――半袖の開襟シャツは、やぼったく見えてしまうこともあります。どう選べばいいですか?

「シルエットにこだわることですね。こちらのシャツは当店がアメリカの高級テーラーに別注をかけた一着です。“おじさんっぽく”見えないよう、身幅を広めにとる一方で、着丈を短めに設定しました」

――サイジングの適度なリラックス感と、すっきりとした丈感がポイントなのですね。

「そうですね。パンツとの兼ね合いも考えています。一般的に、トップスとボトムスはシルエットが似ているものほど相性がいいと言われます。今回も、腰に絞りのないボックスシルエットのシャツに、ストレートデニムを合わせています」

トップス、ボトムスとも絞りがなく、横幅の広いシルエット
高級レザーブランドJutta Neumann(ユッタ ニューマン)のサンダル。素材には高品質かつタフなラティーゴレザーを使用している

――サンダルはレザー素材なんですね。

「シャツがカジュアルな印象なので、足元は上品に見せようかなと考えました。黒のレザーを取り入れ、都会的な印象を加えてみました」

――アクセサリーも多めです。

「半袖のアイテムはどうしても物足りない印象になりがちなので、アクセサリーを増やしました。ネーティブ調のブレスレットやネックレスは、今年のトレンドなんです」

「自然」をテーマにしたアクセサリーを中心に手がけるJILL PLATNER(ジル プラットナー)のバングル。編み糸には水に強い特殊素材を使用している

ストライプ柄と細身のデニムは相性よし  重ね着も技あり

――最後はテーパードの効いた細身のデニムパンツと、ストライプシャツを合わせたコーディネートです。

「ボトムスはヨーロッパで古くから使われているインディゴの一種『ウォード』で染色した、味わい深い色合いのデニムパンツです。トップスには切りっぱなしの裾のデザインがユニークなシャツを選びました。最もシンプルなコーディネートですが、随所に遊び心も加えています」

シャツ 4万700円(カミエル フォートヘンス)、パンツ 4万4000円(アーペントル)、サングラス 6万500円(レスカ ルネティエ)、シューズ 5万7200円(ユッタ ニューマン)

――ネイビーとブラウンの2色を配した、シャツのストライプ柄も特徴的です。

「デニムパンツの色ともマッチしているでしょう。ストライプ柄は縦のラインが強調されるので、今回選んだボトムスのような細身のアイテムとは相性がいいんです」

――視覚的に考えられた組み合わせなのですね。インナーにTシャツを合わせたり、第3ボタンまで開けたりとシャツの着こなし方もユニークです。

「どちらもアメリカのトラディショナルスタイルである『プレッピースタイル』に見られる着こなしですね。今回の場合は90年代の『ポロ ラルフローレン』の広告に着想を得ました」

襟元は第3ボタンまで開けて大胆に。ポケットに差したサングラスがリラックス感をプラスしている
左足をロールアップ。右足と比べて、シルエットの細さが強調されている

――90年代の着こなしを現代的に取り入れているのですね。ボトムスの裾の処理も気になります。ロールアップの仕方にコツはありますか?

「テーパードの効いたボトムスをはくなら、靴のアッパーに少しかぶるくらいのロールアップがいいでしょう。シルエットの細さが際立って、メリハリをつけられますよ。ベーシックなアイテムですが、このように細部にこだわると差をつけられると思います」

文:FACY編集部 山梨幸輝(https://facy.jp/) 写真:加藤潤


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