写真で紹介 ウイルス級も除去、高性能な空気清浄機

2021/5/13

多くの空気清浄機が搭載している「HEPAフィルター」は、JIS規格で「定格流量で粒径が0.3マイクロメートルの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa(パスカル)以下の性能を持つエアフィルター」と定められている。

微粒子の大きさで比較すると、スギ花粉は直径30マイクロメートル前後、ハウスダストは同10~100マイクロメートル前後、PM2.5は同2.5マイクロメートル以下であるのに対し、ウイルスは同0.1マイクロメートル前後。つまりHEPAフィルターではウイルスまで除去できないということになる。

しかし近年の高級空気清浄機の中には、独自の技術を搭載し、ウイルスレベルの微粒子の捕捉を実現したり、フィルターで捕捉したホコリに吸着したウイルスを抑制することで、より小さな微粒子にアプローチするモデルが登場している。ここではそうした高性能な空気清浄機を写真で紹介する。

【記事本編はこちら】ウイルスより微細な粒子も除去 高性能空気清浄機4選

米ソ冷戦時代に開発されたウイルス捕捉技術を搭載

ピエラスの空間除菌清浄機「mediAir(メディエアー)」(KJ468F・適用床面積36畳)に搭載された「DFSテクノロジー」は、米国政府のビルや軍事施設など重要な施設でも利用されている。本体サイズは、幅270×奥行き340×高さ770ミリメートル、重量12.25キログラム。実勢価格は43万7800円(税込み、以下同)
「ハイエナジーグリッド」(左から4点目)を通過する際に微粒子を帯電させて結合し、大型化してメインフィルター(右から2点目)で捕捉する
メディエアースマート(適用床面積18畳)は幅330×奥行き222×高さ508ミリメートルと薄型で、リビングなどにもすっきり置けるデザイン。重量7.3キログラム

職人の手作りで、高級家具のようなデザインと高性能を両立

スタイリッシュな空間になじむデザインと、0.001マイクロメートルの微粒子を除去する性能から、世界の一流企業も導入しているという独ヘルスエアテクノロジーの「ナノドロン空気清浄機」。実勢価格は88万円~
本体カラーは、大理石調やレザー、木目調など全12種類
ナノドロンの空気浄化システム。微粒子を帯電させた後、静電フィルターに吸着させ、高電圧で有害物質を中和・除去する。フィルター交換の目安は半年~1年で、構造上、専門スタッフが行う。1回あたり7万7000円(静電フィルターのクリーニングや交換および二重層炭フィルター新品交換)

深紫外線とフィルターの合わせ技でウイルスを99%以上抑制

ダイキン工業の「UVストリーマ空気清浄機」(ACB50X-S・適用床面積22畳)は、内部を265ナノメートルの波長の深紫外線で除菌する機能を業界で初めて搭載。本体サイズは、幅270×奥行き270×高さ500ミリメートル。実勢価格は8万8000円
UVC LEDを「抗菌HEPAフィルター」にムラなく当てることで、フィルターに付着した菌やウイルスを抑制する
クリニックに設置した一例。UVC LEDは90分ごとに自動的に照射されるが、本体で操作すれば任意のタイミングでも照射できる。

電源オフでもセンサーがウイルスや菌を自動検知

従来モデルから一新し、タワー型になった「Blueair Protect(ブルーエア プロテクト)」。適用床面積が70畳の7700シリーズは13万5080円~15万7080円、同40畳の7400シリーズは10万2080円~12万4080円
微粒子を捕集するダストフィルターと、防臭性能が高い「ココナッツカーボンフィルター」を一体化したフィルター。交換する際はダストフィルター部を内側にそのまま閉じれば、菌やウイルスに触れることなく捨てられる
ブルーエア プロテクトの最上位モデル「7770i」と「7470i」には「インタラクティブタッチスクリーン」というインターフェースを搭載。インターフェースに、ホコリ(PM)、ニオイ(VOC)の空気質指数(AQI)、温度湿度やフィルター使用率など、さまざまな情報を表示する

【記事本編はこちら】ウイルスより微細な粒子も除去 高性能空気清浄機4選

田中真紀子
白物家電・美容家電を中心に、暮らしにまつわるモノやコトを幅広く取材、執筆するフリーライター。リアルな主婦目線で、日々の家事が楽しく快適になる家電の取り入れ方を積極的に発信する。