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貧乏暇なしから抜けだしたい

私たちが抱える仕事は増えることはあっても減ることはありません。それは、「仕事の量は資源の量まで膨張する」という「パーキンソンの法則」が働くからです。時間や工数が余っていれば、必ず新たな仕事が舞い込んでくる仕掛けになっています。

少しでも楽をしたければ、効率を上げるしか手がありません。余裕ができれば、また新たな仕事がやってくるので、上げ続けないといけません。

こんなときに、一から自分の頭で考えていたのでは、それこそ効率が悪いです。同じ悩みを抱えている人の経験や、専門に研究している人の知恵を生かさない手はありません。たとえば、仕事のやり方に改善の余地があるなら、「ECRS(イクルス)」を使って考えるのが最適です。

まずは、プロセスを見直して、余計なものや無駄なものを排除(Eliminate)します。次に、バラバラになっているものを統合(Combine)して、時間や工数を削減します。

さらに、手順を入れ替えたり、他のものに置き換えたりできないか、交換(Rearrange)を考えます。最後に、もっと簡単なやり方で同じ結果が出せないか、簡素化(Simplify)を検討します。

これが「フレームワーク思考」です。「フレームワーク」すなわち考え方の"型"を使って考える思考法です。

大きな問題になればなるほど、型を使って切り崩さないと、どこから考えてよいか分からなくなります。行き当たりばったりでは、モレヌケや偏りも出てしまいます。使える型を探すのが、我々が取るべき第一歩となります。

型通りに徹底的にパクる

まずは、ビジネスで定番のフレームワークをたくさん覚えて、自在に使いこなせるようになりましょう。その時に大切なのは、正しい使い方をすることです。

たとえば、先ほどのECRSは、紹介した順番で検討しないと、思うような効果が得られません。改善効果の大きい切り口から小さい切り口へと並んでいるからです。

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