ロレックスの文字盤交換、自ら挑戦したものの…
――ゴールドのロレックスも黒文字盤がカッコいいです。
「デイデイトですが、実は買った当初は文字盤もゴールドでした。その後、白に変え、黒にして、現在に至ります。最初、自分で文字盤を変えようとしてみたら失敗してしまった。それで専門店に持っていきました。メカに興味があるから分解してしまうんです。昔、両親の結婚記念の大理石の置き時計を分解したら組み立てられなくなった、という痛い目にも合いました」
「カジュアルな服装ではパネライが多いですし、泳ぐときやスポーツではGショック。若い頃はオメガをしたり、スポーツ系のダイバーズウオッチが多かったかなあ。男性のおしゃれの楽しみはスーツの裏地と時計にありますから」
――時計に凝る人は他の小物でも主張がある人が多いです。どんなものを愛用されていますか。
「グローブトロッターのかばんが大好きなんです。仕事で使うトロリーはオレンジ。その他にニューヨークで手に入れたティファニーとコラボしたティファニーカラーのトロリーがあるのですが、こちらは使うのがもったいなくて、まだ家で眺めているだけです。仕事でいつも使っているのが柔らかい革のヴァレクストラで、バッグインバッグはグローブトロッターを愛用しています。筆記用具も大好きですね。モンブランは30年、カルティエは20年ほど使い続けていて、なくてはならない存在です」
(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)
SUITS OF THE YEAR 2021
アフターコロナを見据え、チャレンジ精神に富んだ7人を表彰。情熱と創意工夫、明るく前向きに物事に取り組む姿勢が、スーツスタイルを一層引き立てる。