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和の要素取り入れたシンプルなフレンチ 東京・池ノ上

2021/5/3
看板メニュー 「賞味期限1分」の「トネリコ名物のフルーツトマトのパイ」
看板メニュー 「賞味期限1分」の「トネリコ名物のフルーツトマトのパイ」

古着屋やライブハウスなどが多く集まり、サブカルチャーの街として知られる東京・下北沢。その下北沢駅から京王井の頭線で1駅隣の池ノ上駅は、下北沢の雰囲気とは打って変わって、閑静な住宅街が広がる。

そんな池ノ上駅から徒歩約3分の場所に、名だたるフレンチ店で修業をしてきたシェフが2017年4月から営んでいるビストロがある。

店名は「トネリコ」。

「街に溶け込むように」という思いを込め、植物のトネリコから命名した。

Summary
1.「ミシュランガイド東京 2019」二つ星のフレンチ出身シェフが営む
2.看板メニューは「賞味期限1分」のフルーツトマトのパイ
3.シンプルな調理法ながら、食材の意外な組み合わせで多くの客を魅了

店内は木の温かみを感じられるカントリーテイストで、カウンターが9席、4人がけのテーブルが3卓。

アットホームな雰囲気の同店で腕をふるうシェフ、加藤大さんは、「伝説のシェフ」とも呼ばれる勝又登氏の箱根「オーベルジュ オー・ミラドー」や、「ミシュランガイド東京 2019」で二つ星として評価を受けた「NARISAWA(ナリサワ)」などでフレンチの研さんを積んできた。

「僕自身は大衆酒場やバルのようなカジュアルで気軽に行ける店が好きでした。だから『トネリコ』も、気軽に来てもらえるカジュアルなお店を目指しています」と加藤さんは話す。

料理のコンセプトは「シンプルに」。

シンプルな調理法で素材の味を生かしつつ、他店ではなかなか見られない食材の組み合わせで客を魅了する。

料理のベースはフレンチだが、そこに地中海料理や和食など、さまざまな料理の要素も取り入れている。

同店はアラカルトがメイン。とはいえ、初めて訪れる方にはコースメニューもお薦め。

4400円、5500円、7700円と全3コースの用意があり、普段使いやちょっとぜいたくしたいときなど、用途やシチュエーションに合わせた利用が可能。

「トネリコ名物のフルーツトマトのパイ」はパイ生地に薄くスライスしたフルーツトマトを約1個分のせた料理

すべてのコースで食べられるのが、看板メニューでもある「賞味期限1分」の「トネリコ名物のフルーツトマトのパイ」。

パイ生地の上に、薄くスライスしたフルーツトマトを約1個分のせた料理で、多くの人が最初にオーダーするという。

サクっと軽いパイ生地と、ジュワッと果汁があふれだすフレッシュトマト、まったく異なる食感を一度に味わうことができる。フルーツトマトの濃厚な甘みとうま味は、まるでスイーツを食べているよう。

作り方は至ってシンプルだ。

自家製パイとフルーツトマトを別々にオーブンで焼き、提供する直前に組み合わせる。そこに塩コショウ、刻みニンニク、オリーブオイルをかける。

パイ生地とトマトの食感のコントラストを味わってもらうために、賞味期限1分となっているのだ。

「お客さんたちの中で会話が生まれるような料理を作りたい」。そんな加藤さんの思いから、このパイが生まれたそう。

その他にも、加藤さんがお薦めするメニューを4品紹介しよう。

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