ネクタイの締め方を映像解説 基本と崩しのテクニック

ファッションディレクターの森岡弘氏。自前のネクタイで結び方のポイントを解説する
ファッションディレクターの森岡弘氏。自前のネクタイで結び方のポイントを解説する

テレワークやテレカンが当たり前のようになり、ビジネスウエアのカジュアル化が一層進んできている。オフィスでは、ジャケパンにTシャツ、スニーカーという人も少なくない。ファッションディレクターの森岡弘氏は、「そんな時代だからこそ、ネクタイをきちっと締めるスーツスタイルをお薦めしたい。普段の装いはカジュアルでも構わないが、商談や特別な会議など、決めないといけないときには、タイドアップして臨むといい。服装が引き締まっていれば、同じ発言でも重みが増し、周りの見方も違ってくるはず」とアドバイスする。




万能「プレーンノット」の締め方

「私はネクタイがきちっと締められることはビジネスマンの必須条件だと思っています。ぜひ正しい締め方をマスターしてほしい」と森岡氏。

ネクタイの締め方には、基本となるプレーンノットのほか、ノット(結び目)の大きいウインザーノットやダブルノット、結び目が複雑で華やかさを演出するトリニティノットなど、さまざまな締め方がある。

結び目が太くなるウインザーノットは重厚感が出る
ネクタイはプレーンノットが基本

 まず、マスターしたいのが、もっとも簡単なプレーンノット。固く小さな結び目は様々なカラーとも相性が抜群。最近はスーツもネクタイも細身なので、このプレーンノットが主流になっている(結び方は映像を参照)。

きれいに見せるコツは、ネクタイの結び目の下にできるディンプル(くぼみ)をうまく作ること。大剣(ネクタイの幅の広い方)を親指、中指でつまみ、人さし指でくぼみを押さえながら、結び目を引き上げ、中央に程良い大きさのディンプルを作る。ディンプルがあることで、ネクタイに立体感が生まれ、スタイリッシュな印象になる。

また、大剣の先がベルトのバックルに下側に少しかかるくらいの長さを目安に調整することも重要。剣先が長すぎたり、短すぎたりするのは、だらしなく見えてしまう。難しいのは、大剣の長さを合わせた結果、小剣が大剣よりも長くなってしまうケースだ。ネクタイのサイズ、体格、結び方の種類によって、小剣がかなり余ってしまうことはよくある。

「この場合は、余った小剣はパンツの中に入れてしまうこと」と森岡氏。ネクタイは大剣をきちっと見せるのが基本なのだ。

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