Men's Fashion

原宿からスウォッチ革命 期間限定でカルチャー発信

時計

2021.4.22

ポップでカジュアルな時計を得意とするスウォッチが東京・原宿にカルチャー発信拠点を開設した。工事中のビル1階で1カ月間ポップアップとして展開、ビル完成後に新店をオープンする。ファッション、音楽、アートなどカルチャー発信地である原宿で、ミレニアル世代に向けた新しいスウォッチカルチャーをアピール。アーティストとのコラボなどにも取り組む。




「スウォッチ ポップアップストア 原宿」は、工事現場の足場パイプに囲まれたスペースに、DJブースやスピーカーを積んだスチールのリヤカーが配された、ファクトリー風のつくり。スウォッチの組み立て映像やポップな音楽で演出された空間だ。

工事中のビルにできた「スウォッチ ポップアップストア 原宿」には最新のモデルがそろう(東京・渋谷)

同店では、4月に発売した新作「BIG BOLD BIOCERAMIC(ビッグボールド バイオセラミック)」(1万5400円)に力を入れる。バイオセラミックは3分の2がセラミック、3分の1が植物の種から絞ったオイルで作られたプラスチックから成る新素材で、ベルト、ケース、ループに採用している。弾力性と耐久性があり、シルクのような手触りが特徴だ。白、黒、グレー、パステル調のピンクとブルーの5色をそろえ、幅広い世代に向けたすっきりしたデザインにした。

DJブースもある

内覧会でメディアとのテレビ会議に臨んだスウォッチインターナショナル ヴァイスプレジデントのベルナルド・トゥリボレット氏


スウォッチインターナショナルのヴァイスプレジデント、ベルナルド・トゥリボレット氏はメディアとのテレビ会議に臨み、「さまざまなクリエーターが集う原宿こそ、スウォッチにふさわしい場所。ここから革新的な新作や取り組みを発信し、新しくなったスウォッチを若い世代に広めていきたい」と話す。バイオセラミックはこれからの素材の軸となり、「メタリックものはのぞき、基本的にはすべての商品ラインに採用していく」とも表明した。

ブラック

スカイブルー

グレー


ポップアップの展開は5月15日までで、6月のビル完成を待って、新店を開設する。

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