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どれくらい頑張れば英語がマスターできるか?

いつの頃からか、英語、パソコン、会計はビジネスの3種の神器と言われるようになりました。なかでも苦労するのが英語です。読者の中にも学習を続けている人がいるに違いありません。

そんな方に質問があります。あなたは、どんなレベルを目指して学習を続けているのでしょうか。今のやり方で、あとどのくらいやれば、そこに到達するのでしょうか。そもそも、英語をマスターするのに、どれくらいの時間を要するのかご存じですか。

目指すレベルにもよりますが、ビジネスで困らない程度の英語力を身につけるのに、中学から大学まで真面目に勉強していたとして、少なくとも1000時間を要すると言われています。学生時代にさぼっていた人はさらに増えてしまい、今さら悔やんでも仕方ありません。

時々、「1日15分で英語が話せる!」といったうたい文句の教材を目にします。これを使って365日欠かさず勉強したとしても、10年もかかる計算になります。

多分、こんなに時間をかけていたら忘却との戦いになり、さらに何年もかかるでしょう。気の遠くなる話であり、途中で挫折する人が多いのも不思議ではありません。

ただでさえ続けるのが難しい英語の勉強を、思いつきで始めたのでは、ムダに時間とエネルギーを費やすだけです。明確な目標を定め、しっかりとした計画を立て、短期決戦で集中的にやらないと、目指す地点に到達できません。

何ごとも行き当たりばったりでは、うまくいきません。「積み上げ思考」から「逆算思考」に転換することが、思いを成就するために何より重要です。

逆算思考のわだちをつくる

積み上げ思考とは、あまり考えずに手のつけやすいところからやり始め、手持ちの資源が尽きたところで終了とするやり方です。その時点での到達点が成果となる出来高払いです。現在から未来を考える思考法といってもよいでしょう。

それに対して逆算思考では、まずゴールを定め、そこに至る最適な道筋を考え、計画を立ててから実行に移します。先ほどとは逆の、未来から現在を考える思考法です。

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