胸元をおしゃれにキメる ネクタイ・チーフの豆知識

2021/4/22
MEN'S EX

初期投資ゼロ円でできるお洒落(しゃれ)のテクニックから、最小限の買い足しで手持ちの洋服を新鮮に見せられる便利小物、さらに、自宅でできるお手入れ術までスタイルアップの豆知識をご紹介。“神は細部に宿る”の言葉どおり、大人のお洒落(しゃれ)はディテールにどれだけこだわりを込めるかが肝要。これ見よがしにならず、かつ印象的に装うために、ここで取り上げるテクニックをぜひ取り入れてみてほしい。




1.“素材の差”だけで胸元の印象はどこまで変わる?

スーツスタイルに気を配る人なら、必ず一本は持っているであろうネイビー無地ネクタイ。しかし、一本あればそれでOKかというと決してそうではない。お洒落な人ほど、“素材違い”で紺無地タイをそろえているものだ。実際、どれくらい印象が変わるのか検証してみよう。

一見同じに見えて全て異なる素材

Vゾーンにおいて、ネイビー無地タイほど奥が深いものはない。トーンの差だけでなく、素材感が少し違うだけで印象が一変する。写真の素材は左からウール、シルクのフレスコ、ツイル、ウールのフレスコ、モヘアウール、デニム調のあや織り、砂子調、バラシャ。〈すべてスタッフ私物〉

ネクタイだけ変えて、印象の違いを検証!

1.ツイル

重厚感の高いクラシックな胸元に

畝がくっきりと浮いたシルクツイルは、ネイビー無地タイの超王道といえる素材。シルク特有の光沢が強調されることに加え、重厚で格調のある雰囲気を演出できるのが魅力だ。フォーマル感も高い正統的な素材なので、プレゼンテーションや会議といったシリアスな場面によく似合う。

2.ウールフレスコ

端正な雰囲気ながら軽快感も備える素材

イタリアでは“ガルザ”とも呼ばれる素材。メッシュのような生地感のため、独特の軽やかさを備えているのが特徴的だ。とはいえ、ニットタイほどくだけすぎず、端正な雰囲気も併せ持っている。こちらはウール製のため、ややマットでうっすらと起毛感あり。春夏よりも秋冬に向いた一本だ。

3.砂子調

ヴィンテージ調の味わいある表情

和装用品でしばしば用いられる「砂子」のような組織に仕上げたシルクタイ。ヴィンテージテイストの隆盛に伴って増えてきた素材だ。ランダムな織り感があるため、無地ながら表情豊かなのが何よりの魅力。こちらの写真のように、すべて無地もので統一した装いでもアクセントが効く。

4.バラシャ

独特のマットな質感がミニマルな装いを築く

少々変わり種の素材。フォーマルスーツなどに用いられるバラシャで仕立てた一本は、プレーンな質感ながら独特のマットさが特徴。細めに設定された大剣幅ともあいまって、非常にミニマルな印象を醸し出してくれる。もともと控えめな紺無地タイの中でも、特にストイックな印象だ。

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2.「ラペルチェーン」で胸元にさらなる彩りを
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