反省文100枚 問題児を変えた江戸川取手の論語授業大沢陽樹・オープンワーク社長(上)

大沢陽樹・オープンワーク社長
大沢陽樹・オープンワーク社長

国内有数の社員口コミサイトを運営するオープンワーク(東京・渋谷)社長の大沢陽樹氏(36)。同サイトの登録者は410万人を突破、就職や転職を考える人が一度は目を通す口コミサイトに成長している。大沢氏は、茨城県取手市の中高一貫の進学校、江戸川学園取手中学・高校(江戸取)の出身。新興の進学校でどんな体験をし、何を学んだのか。

江戸取のホール内には、なぜかXJAPANのYOSHIKIさんが弾いたというクリスタルガラス製のピアノが置かれていた。

江戸取はユニークな学校でした。「本当にYOSHIKIのピアノ?」と思ったものです。もちろんうちの卒業生ではないのですが、「世界の一流と触れる」をテーマに国内外の著名人を次々招くイベントも開催していました。豪華な施設が立ち並んでもいました、

一方で、東京大学など難関大学への進学実績が急激に伸びて注目されていた。豪華な施設に加え、地上50メートルを超すタワーの建設構想があったり、修学旅行先もグアムやカナダだったりと先進的でした。当時は千葉県の松戸市に住んでいて、1997年に中学受験をしました。複数の進学校に合格し、その中で偏差値が一番低かったのが江戸取だったのですが、面白そうな学校だと進学を決めました。

ただ、そんな浮ついた雰囲気の学校ではなかった。江戸取の真骨頂は道徳教育。当時の高橋鍵弥校長が先頭に立って「論語」による道徳教育に力を入れていました。パワフルな校長で、利根川沿いのなにもない広大な敷地で、自ら学校建設に奔走したと聞いています。1978年に開校し、知名度を上げるため、野球部の甲子園出場を目指し、続いて学力を押し上げて茨城トップの進学校を築いたという教育者でした。

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