グッチはこのほど、自社製の薄型ムーブメントを搭載した「GUCCI 25H」ほか「G-タイムレス」「グリップ」「ハイジュエリーウオッチ」の計4ラインを発表し、より高価格帯の時計市場を開拓する。複雑機構であるトゥールビヨンを搭載したり、金や希少な天然石を細工したりと、機構、デザインともにこれまでにない数百万~数千万円の高級価格帯モデルでシェア拡大を狙う。
リューズが見えない、コンテンポラリーな見た目が特徴の「GUCCI 25H」はすっきりとしながらも強い印象を与えるデザインだ。このほど開発した自社製自動巻きムーブメント、キャリバーGUCCI GG727.25.Aを搭載した。このムーブメントは薄く、ケースも7.2mmn(トゥールビヨンは8mm)の薄さに仕上げており、フィット感に優れている。ステンレススチールモデル、パヴェ(ダイヤモンド)セッティングモデル、トゥールビヨン搭載モデルを展開する。
「G-タイムレス」は独創的なデザインを展開する。ダンシングビーはビー(ハチ)が文字盤上で動き、きらめきを放つ仕掛け。このほかに、宝石で装飾されたもの、ムーンフェイズをあしらったものなどがある。
「グリップ」は1時間ごとにジャンプして進むジャンピングアワーのディスクを組み込んでおり、小窓に時間を表示する。ケース全体が透けて見えるファッション性の高いモデルもある。3つのラインの時計のケースサイズは男女ともに着けやすい40mmが特に多い。このほか金細工や天然石をふんだんに使った「ハイジュエリーウオッチ」も投入する。

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