冷食が豪華に変身 2面焼ける卓上プレートは収納も楽

新型コロナウイルス禍による巣ごもり・テレワーク需要で、自炊の頻度が増えたことから、キッチン家電の売り上げが伸びた。中でも好調だったのはホットプレートで、日本電機工業会(JEMA)の民生用電気機器自主統計調査によると2020年の国内出荷数量は前年比44.8%増の118万2000台だったという。

今回紹介するのは、少人数世帯でも手軽に使えるアイリスオーヤマの両面ホットプレート「DPOL-301」。ホットプレートというと、パーティーなど大人数が集う食卓で使われるイメージがあるが、この製品は2面のホットプレートで同時に、別々の食材を焼いたり、温めたりしながら食べられるため、料理にかける時間がないときや、食卓と台所のコンロを行ったり来たりするのが面倒なときに活躍してくれる優れもの。ファミリー世帯だけでなく、キッチンが手狭な単身者や、共働き、高齢者世帯にも便利な1台だ。

折りたたんで収納できるアイリスオーヤマの両面ホットプレート「DPOL-301」。カラーはブラック、ブラウン、レッドの3色。メーカー参考価格は1万6280円(税込み)

2面で異なる温度で調理できて、収納はコンパクト

アイリスオーヤマの両面ホットプレートが初めて登場したのは、今からおよそ5年前のこと。今までにない斬新な機能を備えていたため人気となり、2021年2月には累計販売台数17万台を突破したという。今回紹介する「DPOL-301」は21年3月に登場した新モデル。両面ホットプレートのどのような点が便利か、具体的な調理例と共にひもといていこう。

最大の特徴はその名のとおり、プレートを2面搭載している点。ヒーターも別々に備えているため、プレートごとに温度設定ができる(約140~約250度、保温は約80度)。具材が焦げそうになっても慌てて皿に移すことなく、焼けたらもう1面のプレートで保温し、最後まで温かいまま食べられるというわけだ。

左右それぞれに温度調節レバーを備えている。お好み焼きや野菜炒めに向く「平面プレート」(右)と凹凸があり焼き肉に向く「ディンプルプレート」(左)、「たこ焼きプレート」の3種類が付属

収納時に半分に折りたためるのも一般的なホットプレートにはない特徴だ。折りたたみ時のサイズは、幅15.9×奥行き33.6×高さ34.3センチメートルとコンパクトで、シンクの下などにもすっきりしまえるし、テーブルの近くに置いておいても邪魔にならない。重さは5.4キログラムで取っ手もついているため、使いたいときにサッと取り出して使うことができる。

一般的なホットプレートと違って立てて置けるので、狭いスペースにもスリムに収納できる

この取り出しやすさ、しまいやすさは使用頻度を高めるうえで非常に重要だ。たとえば筆者が長年愛用しているホットプレートは、高火力でおいしく焼けるのだが、サイズが大きく重さも約7キログラムある。収納場所が限られるし、持ち運びも大変なので、焼き上がりには満足しているにもかかわらず、年に数回しか使っていない。両面ホットプレートのように置き場所を選ばず手軽に出し入れできれば、おのずと使用頻度も上がるだろう。

ちなみに消費電力は1300ワットと高火力なホットプレートと同等だが、2面を合計した数字のため、1枚当たりに換算すると650ワット。そう聞くと火力が弱そうにも思えるが、プレート自体も小さいので、両面同時に加熱した際に最高温度250度に達する時間は、1300ワットクラスのホットプレートとほとんど変わらない。ちなみに両面を加熱するより片面だけ加熱するほうが設定温度到達時間も短く、省エネにもつながる。

お手入れのしやすさも高ポイントだ。使い終わったプレートは取り外して丸洗いできる。しかも一般のプレートは大きくてシンクに入りきらない場合もあるが、両面ホットプレートのプレートはコンパクトなので、狭いシンクでも余裕で洗えるのだ。ただし食器洗い乾燥機では洗えない。

単身者向けのコンパクトなシンクでも、余裕で洗える

従来モデルにはフタが付属していなかったが、ユーザーからの要望が多かったこともあり、「DPOL-301」から付属するようになった。中までふっくら加熱したいときに便利で、蒸し料理や煮込み料理もできるようになったという。取っ手の出っ張り部分はシリコン製なので、ぎゅっと押し込めばフラットに近くなるため、プレートと一緒に収納できる。

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