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味も量も食べごたえ十分のフレンチ 東京・表参道

2021/4/19
一番人気のメニュー、シェフのスペシャリテ「オニオングラタンスープ」
一番人気のメニュー、シェフのスペシャリテ「オニオングラタンスープ」

フレンチレストランといえば、素材を生かし、ソースも控えめにしたイノベーティブなフレンチが主軸になって久しい。しかし、いまフレンチ好きを中心に改めて注目を集めているのが「骨太フレンチ」というカテゴリーだ。

「骨太フレンチ」とは、しっかり食べごたえがある一皿で、味もしっかりと、ワインと合うフランス料理を意味することが多い。例えるなら、クラシカルだが気取りすぎず、ビストロのような感覚でおなかいっぱい楽しめるフレンチレストラン、とでもいえるだろうか。

そんな気軽な店としてよく名前が挙がるのが、東京・南青山に2012年1月から開業している「レストラン・タニ」だ。切り盛りするのはシェフの谷利通さん。

Summary
1.フランスやスイスのレストラン・パン屋などで修業した人気シェフのフレンチ
2.店内はまるで現地のビストロの雰囲気
3.フレンチ初心者にもうれしい 本格的なフランス料理をランチで味わおう

東京・広尾で30年近く愛される「レストラン アラジン」のスーシェフを務め、数回の渡仏の際は、レストランはもとより、パン屋やシャルキュトリー屋などで修業したという超実力派のシェフ。シャルキュトリーとは食肉加工品の総称だ。

そんな谷さんが作り出すフレンチとは、フランス産の食材はもとより、日本各地からシェフが信頼を寄せる生産者からのえりすぐりの食材を使ったフランス料理。

フランスの伝統的なレシピをベースに、日本独自の旬という持ち味を生かして作り上げた料理はどこか懐かしいようで、ここ「レストラン・タニ」でしか味わえないものばかり。

今回はフレンチ初心者にもうれしい、ランチメニューを中心にご紹介いただこう。

前菜の「フォアグラとウサギのテリーヌ」

「ディナーは皿数も多いので、食べた具合がちょうどいい一皿を提供しますが、ランチは一皿で食べごたえがある、例えるならビストロ料理のようなしっかり感のあるものを意識して提供しています」と谷さん。その言葉通り、前菜の「フォアグラとウサギのテリーヌ」から、いきなりのごちそう感。

ソテーした濃厚なフォアグラにあえてしっかりと火を入れて煮詰め、だしを引き出したウサギ肉を合わせたテリーヌは、生クリームとホースラディッシュをベースにしたソースとの組み合わせも良く、ワインにぴったり。

ほどよい濃さの前菜に思わず食欲がそそられ、ワインも進む。次への期待が高まる食べごたえのあるスターターだ。

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